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JING - 06/12/24(日) 0:54 -

はじめまして。私は高校３年生のＪＩＮＧと申します。
　まず、私は“同性愛者の権利に関して”“代理出産に関して”“同性愛結婚に関して”“国家的視点に関して”の四点において意見を述べさせていただこうと思います。ただし、この四点は独立しているようで、微妙に関わりあっている問題ですので、すべてをいっぺんに書かせていただきます。意見ですので、丁寧語を使いませんがご了承ください。
　
　本来、国家的視点、または国家レベルというものは、社会を形作る場合において必要な1つの手段内での視野。という、かなり限定的な視野で、社会の最大である全ての同種族、または全生物という観点からすれば、卑小な存在であることは否めないが、現代では、国家レベルの視野が最大最高のものであり、国家では優先されるべきである。という誤った認識が跋扈しているように思う。
　　近代の国家というものの大半は、強者による弱者の支配という体制を決して変えていない。体制的に民主主義は、議会制民主主義にしか成りえず、100人の中で51人に属し、尚且つその中の26人が個人の利益のために団結すれば、100という多数を支配できるという、所詮は形だけのものに成り下がった。
　その中で、“普通”とよばれる言葉が巷では正しい言葉のように扱われ、普通でないもの＝異常という形をとるような認識が生まれている。これは、大変恐ろしい事態なのであるが、それに気が付くのは相当後になりそうだ。
　しかも、人間は本来すべてを知っているわけではないにもかかわらず、自分達が解明したことで説明できるものを全て例外、または、異常とする傾向がある。これは、様々な学者がメディアの前でさらけ出した醜態で明らかである。つまり、正常異常というものを人間が定義し、普通というものを定義すること事態が、恐ろしい傲慢なのではないだろうか。
　また、社会において、国家単位の視点を持ったために致命的な失敗を犯している事例が過去に多数ある。私見であるが、近代では、大東亜戦争、第二次世界大戦と呼ばれるものが最たる例であろう。これは、参加した大日本帝国並びにアメリカ両国は致命的な失策をしていると考える。大日本帝国の最大の失策は、国家の未来を荷い、国家を守るには子供を守るという原理に逸脱した、若年兵による特攻作戦である。アメリカ合衆国の失策は、広島・長崎に、開発されたばかりで、将来どのような被害が起きるか解明されていなかった核分離爆弾、通称原子爆弾の投下を決定した点にあるであろう。また、過去の歴史を紐解けば、愚かな国家の行為など恐ろしいほど出てくる。ここから解かることは、国家単位の視点など、自己正当化の産物に過ぎず、良心を封じ込めるための手段にしか過ぎないという点が垣間見えるということだ。
　そこで重要なのは、一個人の権利を他者が制限する場合には、どのような条件が必要なのか。というものである。例を挙げれば、他者を殺す。つまり、他者の権利を全て奪った人間に、人権が必要かといえば、上記の観点を考えた場合、必要ではないということになる。本来更正する権利すら殺人者にはないはずであるが、日本はそれを認めてはいない。つまり、他者が権利を制限する条件は、他者の権利を著しく侵害し、その対価として制限が加えられる。ということになる。また、それと同時に、権利の制限は、他者の権利を守るための防御的理由、または報復的理由になる。
　では、同性愛者の権利を制限する理由とは何か。『普通ではない、または圧倒的多数である異性愛者と違う、または現行の学問には当てはまらない。よって、国家単位においてはその権利を制限しても構わない。』という理由が用いられているようであるが、この理由に他者への権利侵害の項目は見て取れない。公衆浴場などの使用は、国家が本来は同性愛の参画を認めた時点で“同性愛者：男女　異性愛者：男女”とし、尚且つ国民全ての性愛を登録する。という途方も無い作業が必要になるのだが、これよりもより現実的な法案は、専門家達が作り得るであろう。
　ただし、この場合において“代理出産”という権利は存在しない。本来ならば異性愛者にも、この権利は認められるべきではなかった。と、後世の歴史家は言うかもしれないが、理由としては、代理出産とは、精子・卵子の両方を実の両親のものを使用し、胎盤への着床のみを代理母に任せる。これが、本来限界的なラインであるはずである。子供には、本来の親を知る権利があり、遺伝子的に自分が誰の子供であるかを知る権利がある。また、教育においては母性と父性の両方を得る権利があり、生活においては十全とした生活を送り、十分な教育を与えられる権利を持つ。つまり、社会において最高の権利を保持しているのは、意外にも社会に実質的貢献を未だに成しえていない子供ということになる。
　そのため、代理出産という権利の決定権は、実は生まれてくる子供にあり、その権利の代理人の権利を両親が持つ。というだけの話である。逆に言えば、上記の子供の権利を守りえないものには、両親になる権利がないのである。
　このように、代理出産と同性愛結婚に関しては完全に別問題であると同時に、国家単位の視点というのは、必ずしも正しいものをもたらす訳ではないことに加え、本来の国家的視点で考える時、重要なのは権利を守ることにあり、権利を侵害することではない。ということであろう。
　ただし、個々の権利というものは、義務を果たした後に主張するものであるというのは自明の理であるため言及しない。また、同性愛者の大半が、義務を果たさずに権利を主張する、または、考え無しに、リスクを考えず権利と社会参画を主張しているという事実は、この場合無視する。または、上記を解決した上で、という仮定の下とする。

　と、これが私の考え方です。様々にご意見ご感想、ご反論、等々あるとは存じますが、若輩者の戯言でございますので、寛大なお心持ちで呼んでいただきたく存じます。ただ、ご意見ご感想、等々は言っていただけると幸いです。
　誤字脱字、乱文長文をお詫びいたしますのと同時に、私のようなものの意見をご覧くださいましたこと、心から御礼申し上げます。　ＪＩＮＧ