▼サロメさん:
>KABAちゃんとかテレビで自分のことを「心は女よ♪」とか言ってますけど、どちらなんですか?性同一性障害?ゲイ?
性自認が女性であるのならばトランス・ジェンダー(以下TG)になりますが、こればかりは本人にしかわからない問題なのではっきりと断言はできませんよね。
>しかし一方ではトランスジェンダーな状態にある人たちがああやってテレビに出ては、さも自分たちのような人間がゲイなんだよみたいに吹聴するのを観ているとなんともいえない不快感が芽生えてしまいます…。
確かに一般の視聴者に誤解を生んでしまう可能性はありますが、芸風やキャラとしてしている場合もありますよね。あるいは、一応テレビということを考えると、自分の状態のことを詳しく専門用語などで説明することも難しいのかもしれません。
また、区別がつくように正確な情報を配信することも、我々LGBTIの役目だと思います。
>トランスジェンダーな人たちは何なんですか?男性として生きたいのですか?女性として生きたいのですか?
書籍やLGBTI関連サイトを見ていただければ概要は理解できると思いますが、TGの方々にもゲイと同じように様々な価値観を持った人がいます。
その中には、身体的には男性だけど女性として生きる人、身体的には女性だけど男性として生きる人、自分の体に違和感を抱きつつも現状維持のままで生きる人、性別適合手術を欲する人、性別適合手術を受けて身体的な性別と性自認を同一にした人(トランス・セクシャル、TS)など、本当に様々な方々がおります。
ですから、一概に「男性として」「女性として」と結論付けることは難しいのではないでしょうか。
>彼らはオネエ言葉をしゃべらないと死んでしまうんですか?
そんなことはないでしょう。事実、オネエ言葉で話さないTGの方も大勢います。
>精神的な健康状態がそこなわれるのですか?
性自認と身体的な性別が同一でないために生じる違和感や不快感、葛藤などはありますが、全ての人が精神的に病んでしまうわけではありません。中には性別適合手術を受けたりせずとも、とても充実した人生を満喫している人もおりますから。
>性的指向を意思により変えることはできないかもしれませんが、言葉遣いだとか身振り手振りぐらいは矯正できるのではないでしょうか…?
出来ないことはないと思いますが、わざわざする理由も見つからないのでは、とも思います。オネエ言葉を使う人と使わない人がいますが、オネエ言葉を使う人の中には、オネエ言葉そのものが自分のアイデンティティの一部だ、という人もいると思います。ですから、わざわざ変える必要がないのではないでしょうか。
最後に、本当に長ったらしく読みづらくなってしまって申し訳ありません。
では失礼します。