バイク事故で亡くなった一人の高校生。彼は、彼女の歌声が大好きだった。彼の友人は、そんな彼の事を手紙に綴り、彼女へ送った。彼女には沢山のファンがいる。でも、その中のたったひとりでしかない彼の事を、彼女は真剣に受け止めた。そして、彼に歌を捧げた。あのアルバムの、一番最後の曲。2007年5月27日以来、もう二度と聞くことのできなくなった、あの透き通る声で、彼の事を歌った。
そんな彼女が突然、いなくなってしまいました。彼のいる場所に、突然、旅立ってしまいました。
あなたの歌声、あなたの歌詞に、どれだけ多くの人が癒され、救われただろうか。
どうしてあなたみたいな人が、そんな形で最後を迎えなければならなかったのか。
もし神様がいるのなら、なぜ、あなたは私たちの前から、彼女を奪ったのですか。
「振り向く私を誰かが待ってる」
あなたがそう歌ったように、私たちはあなたを待ってる。だからもう一度振り向いてください。
あなたが残した沢山の歌を胸に、私たちは待ってます。