昨年末、東京都の屋内系発展場に警察の捜査が入り、逮捕者が出たというニュースは、私たちの生活に少なからずの変化をもたらした。
東京のみならず、北海道から九州まですべての屋内発展場から「全裸スタイル」が消え、「大部屋は縮小され、カギのかけられる個室」へと変わった。
これらの「変化/対策」は、「公然猥褻」を防ぐためのものらしい。警察からどのような指導があったのか詳しくわからないが、これには大きな疑問を感じざるを得ない。その疑問というのは、「ゲイしか集まらない有料発展場で公然猥褻がどのようにして成立しうるのか」という疑問である。
かつて、日本で野外発展場が主流だった時代に、野外という「危険な場所」から、追いやられるように「屋内(発展場)」という安全な空間へ逃れてきたゲイが、屋内でも危険にさらされるよになってしまったと言わざるを得ない事態だ。
しかし、そもそもゲイしかいない有料発展場で公然猥褻が可能なのだろうか。その犯罪の被害者は誰なのか。どこに被害者がいるのか。このような被害者なき犯罪は成立しうるのか。
これは、(警察という)公権力によるゲイコミュニティへの侵害ではないのか。
昨年末の東京都で起こった事例のもう一つの個別の問題(公然猥褻とは別の犯罪)は別として、発展場での公然猥褻による検挙には、大きな疑問符がつく。
みなさんは、この問題をどのようにお考えですか。この問題がみなさんの生活にどのような変化をもたらしたかなどでもいいです。多くの人の考えが知りたいです。
法律に詳しい方がいたら、私の疑問に答えてください。教えてください。