僕は残念ながら科学者で無いので、実際に検証できないのですが、脳のいい加減さの面白い例をあげます。
事故や戦争で足を片方無くされた方の中には、実際には存在しない方の足がリュウマチで痛む、といったような事を言う方が幾人かいるそうです。
更に、片腕をなんらかの原因で無くした男性は、その無くした方の腕でコーヒーカップに触れる事ができます。
これはあくまで゛脳内でのイメージ゛でです。本人にはそのコーヒーカップの感触まで゛手に取るように゛わかるそうです。
更に驚くべき事に、この話を聞いた医者が彼と話している間になんとなしに彼が存在しない方の腕で掴んでいる(あくまでイメージで)カップを唐突に奪い去ったところ、カップをイメージで掴んでいたその男性は一般の人のそれと同じように腕が痛んだそうです。(そりゃがっしり掴んでいたモノを急に取られたら痛いですよね)
このような事が起るのは脳があまりに優れているせいです。
今は無くても以前存在した腕から得た情報を元に勝手に腕を再現してしまうんですね。(偉そうに言ってますが奇跡体験アンビリバボーで見たまんまです。)
こんな事言うと次に言うのは決まっているも同然ですが、あなたは本当に幽霊に出会って首を絞められたのですか?(感情的に言わせてもらうなら、幽霊は何がしたかったのか。殺したかったなら、実際に存在しない体を具現化出来るなら体内で心臓を握潰せば良かった訳だし、幽霊は脳に幻覚を見せてショック死とかさせたかったと言うなら、上の現実に起こっている科学的な例と同じようなもの)
世の中には白昼夢という言葉もありますし、あなたも学生の時には右手に消しゴムを持ちながら、それにもかかわらず手の中の消しゴムを必死に探したなんて事はありませんでしたか?(僕はあった。)
思い込みってのは恐ろしいもので、無い、と思ったら自分にとっては現実になくなるんですよね。(逆もまた然り。プラシーボ効果も似たようなもの)
以上より、僕はあなたの妄想だ!って断定したい訳ではありません。
幽霊が今のところ証明出来ない以上憶測に過ぎませんから。
でも、こういう現実もあるって事は知って欲しいです。
最後に、自分にとって夢と現実の差はなんでしょうか。
自分が夢と判断したモノは脳がそう判断したから。
じゃあ所詮神経系の一部に過ぎない、夢を創りだす張本人の脳にとって夢と現実の差はあるのでしょうか。