▼ぽんさん:
基本的に私のニュースソースは新聞かニュースですので、おそらく数字的に誤りはないかと思います。実質的に、塾に行かなくても国公立大学に行くことが出来る、または支援制度によって何とか通わすことが出来るケースは10年前の比ではありません。これは、どの地方自治体にも補助制度があること、それが都道府県・市町村・国のそれぞれにあること、民間の非営利団体・営利団体の参加によって奨学金制度が充実化したことが原因に挙げられます。
いじめに関しては、北海道・十勝に関しては非常に多かったです。また、私が今いる埼玉県にも多いです。ただし、事実上”ないこと”になっています。イジメが原因で自殺した子供達はもちろんいます。この子達は、親にも先生にも、つまり周囲の大人に助けてもらうことができないと思ってしまっていたと思います。結果的に子供が大人と接する現場である”学校””家庭”のいずれにも信頼できる大人が少ないということは確実にいえます。これは、先生の黙認・親の怠慢以外の何者でもないのではないでしょうか。ただ、はっきり申し上げて、先生が気付かないなら先生なんてやっている必要もありませんし、そんな人間は教師不適格者として良いと思います。それほどまでに、教育に携わる人間は生徒に対して敏感であらねばなりません。
まず、管理できない状況を黙認している『大人』に責任があります。子供には、何ら責任がありません。これは断言できます。 次に、教育の現場に携わる人間は2種です [教育関係者]と[保護者] です。前者は後者よりも遥かに教育現場に詳しいにもかかわらず、管理できない状態を放置しているのであれば、これは、まさしく教員達の責任でしょう。過半数の教員が放置しなければ、確実に変わる現状はあるはずです。
次に、校長と同格の民間企業主は”塾長”または”責任者”です。私が講師をしている塾の塾長・副塾長はいずれも、生徒300名程度の名前、学力、成績、第一志望校なら言えます。本人達曰く「これくらいできなくちゃ、教育者である意味がないんです」と言います。これほどまでの気概が、果たして現行の校長クラスにあるでしょうか。事実、民間企業から公立の校長になった学校は、活性化をしている事実があります。
これは、あくまで一例ですが、いじめが起きる状況の一因として、統制の取れていないクラスがあります。つまり、生徒への管理が行き届かない。授業が停滞している。という実情です。民間経営の塾アンケートの意見の過半数と言っても良いと思いますが、公立中学生が「学校の先生の授業はつまらない。解かりにくい。自分勝手。えこひいきする」等の苦情を叩きつけます。奮闘していらっしゃる先生には、はっきりいって自動的に生徒がついていっているように見えます。結果、そのクラスは公立でも統制の取れた授業を行っているようです。
残念ながら、私よりも苦労している人間なんて星の数よりも多いです。おそらく私は単純に両親がいるかいないか、親兄弟が血縁者か、ということを除けば通常の家庭です。ただ、大学費用に関しては私の全額負担になります。日本学生支援機構と地方自治団体の奨学金、民間の非営利団体からの奨学金を併用しつつ、こっそり学費が公立並の私立大学へ進みました。講師のバイトの収入も合わせれば、何とかやっていけます。これは、かなり幸せな部類であるとは思います。
しかし、日本学生支援機構を知らない学生さんは少ないでしょうが、その他がいくら程度の人員募集、募集対象、給付金額があり、かつ無償であるのか、有償であるのか、または給付であるのか、知らない方は本当に多いです。私が地方自治体の支援金を受け取れたのは、まさに定員割れです。10名程度の対象に対して募集が6でした。
後半の文に関しては説明がわるく申し訳ありません。
教員の質が落ちたのは、給料が安いせいだ。という一部の方にたいして、そういった市場原理が働いていないことをいうつもりでした。確かに、給料が安ければ教員の質も落ちるでしょうが、残念ながら十分な程もらっているようにしか見えません。実際、サラリーマンよりも休日が多く、乗っている車も高いと思うのは私だけなのでしょうか。しかも、年間の源泉出納平均を見ると明らかな差が出てくると思います。
家庭環境と教育環境がどちらが先に悪化するかに関しては、鶏は卵が先か後かと同じになると思います。教育環境の悪化から大人になりきれないモンスターペアレンツが現れたのか、それとも家庭環境の悪化から堕落した教員による腐敗した教育体制ができたのか。これは、難しい問題です。事実、家庭力が落ちているのは事実だと私も思います。塾の講師をしていても、泣きたいほど馬鹿げた苦情もあります。本当にその一部を書き出したいほどに酷いです。幸い、私は直接苦情を頂いたことはありませんが、これから先確実に出会うなぁ・・・・と愚痴をこぼしたくなります。
ただ、これに対して顕然と立ち向かえる教育現場であるかどうかも問われるのではないでしょうか。正直な話、民間企業の場合それができている場合が多いのは、私の気のせいではないと思います。 JING