▼12人じゃないけどさん:
よく道をきかれたり、シャッターを頼まれるのは、あなたが温和な人に見られるからです。しかし実は、ものすごい怒りを抱えていて、そうした怒りを普段は隠して生きてきたのでしょう。
怒りを隠して生きてはきたけれども、少しでも理不尽だとか自分に不都合なことが起こると、もうこれ以上耐えられないという本心が、怒りという形で現れてきます。
地域によってはゲイとして生きることがそれほど苦悩を伴うものではない時代になってきてはいるものの、依然としてゲイとして生きることは、差別と向き合いながら生きることです。その対処の仕方は人によって、できることできないことがありますから様々ですが、あなたのように感情を押し殺し、対外的には温和な関係を築くことは、自分の中に怒りの感情を蓄積することにつながります。
それらは、理不尽なこと、道理の合わないこと、間違ったことに遭遇したときに押さえきれず現れてきます。なぜだと思います?普段から、いえ、これまで生きてきた人生のなかで、あなたは様々な理不尽なこと、道理の合わないこと、間違ったことに遭遇し、それらを受け入れ、耐えることで対処してきたからです。
実利をとればいいがそれができないとおっしゃいますが、そんなこと最初からあなたにはできないでしょ。人間関係を終わらせてしまうほど、あなたの怒りは強いんです。その強い感情を理性的にといっても、難しいはずです。たとえ理性的に対処できたとしても、新たな怒りを蓄積するだけです。
ではどうすれば、強い怒りに対処し、人間関係を続けることができるのか。
怒りをため込まないことです。
普段から、理不尽だと思うことに、怒りの声をだすことです。どんな些細なことでも、嫌なことは言う。相手に伝えること。ふだんから怒りを少しずつ出していれば、強い感情の表れはなくなります。
広く社会学的に考えたとき、理不尽だと思っても、どう対処していいかわからないこともあります。たとえば、同性愛者に対する差別(学校で何も教わらない/同性婚ができないなど・・・)です。たしかに1人ではどうすることもできない場合もあります。でもそんなときも不満を声に出しましょう。友人に不満を語りましょう。語ることで、怒りに半分対処したことになるのです。
蓄積した怒りは、後で大きな怒りとして現れます。