▼橋本真也さん:
いじめとは極めて原始的な本能に根ざした行動です。
いじめはいじめを行っている間、強い快感を感じる。
まるでセックスのよう。脳は快感に支配される。
普段は大人しく優しい人でも、まるで人が変ったように酷い事を犯す。
そしていじめが終わるとどうして自分はこんな酷い事をしたのだろうと後悔する。
しかし、その快感が欲しくて、またやってしまう事がある。
また、自分の嫌な現実から目を逸らす為にいじめを繰り返す。
セックスに溺れる愚か者と同じ原理。
満たされない気持ちを引きずり、欲の渦に飲まれる。
さらに逃げ場がない子供の場合は身近な弱い者に目を付けて、いじめを行い溜まった欲望を吐き出す。
とてもひどいことを平気でする。
一度、いじめの味を知ってしまうとなかなか止められない。
いじめは誰でも犯してしまう可能性を秘めているし、だから誰でもいじめられる危険を孕んでいる。
だから根深い問題だ。