そうだなぁ、多分俺の親父とヤマネコくんの親父さんでは死ぬ間際に思う事も違うんじゃないかな?
それまでちゃんと心のある家庭を作ってた男と、家庭なんて最初から眼中にない男とでは最後に思うことも違うんじゃないだろうか。
俺の親父は「ああ、やっぱりな」と思って死んだんじゃないかな?
そう思いながら死んでった、と思いたいね。
言葉は悪いかもしれないが、俺に出来る最後で唯一の復讐みたいなもんだし。
彼の事を理解しようと思えば出来るのかもしれない。
アイツの親父(俺からすると祖父さんね)は親父が物心つく前に戦争で死んで、アイツも親父を知らずに育ったそうだし、会社を興して軌道に乗せようと思えば家族を省みる事もできないのかも、結婚して子供が出来てから結婚が失敗だったと気づくこともあるだろう。
でもだからって許されるとは思わない。いや、許せないが正しいか。
親父には親父の理由があったとか、俺が大人気ないとか言う奴もいるかもしれない。
下のJINGじゃないが俺にとってはそれはやっぱ「恵まれた者の言葉」でしかない。
例え親子でも、血が繋がっていても、心でも埋められない溝が世の中にはあるんだと思う。俺はね。
重い話しで申し訳ない。
俺は自分の事が世間で特別不幸だとは思ってない。むしろコレが人間社会のデフォだと思ってる。
ただ世の中には世間で言う「普通の家庭」っていう幸運な場所に生まれる奴もいるんだって。
そういう幸運な家庭に生まれたら是非親や家族を大切にして欲しいなって思うよ。