▼のりさん:
>どうして
>日本はゲイの人を毛嫌いするんでしょうか?
>
>外国では
>カミングアウトをする人もいるし
>同姓結婚も認められているところだってあるのに
>なぜこんなに嫌われなきゃいけないんですか?
>
>もしかしたら
>自分の被害妄想なだけなのかもしれないですけど……
>
>
>なんだか
>ゲイにとって生きづらい国だなって思います。
>
>自分もカミングアウトして自由に生きたいです。
こないだやり部屋で、20代のオーストラリア人に会ったのだけれど、彼から聞いた話をお教えするわ。
オーストラリア、とくにシドニーなどは、オープンなゲイが暮らす街として世界的に認知されている今日だけれど、彼は確かに、「そうだ、ゲイであることを隠す人はいないし、そのことを誰も気にしていない。普通のことだから」と言っていた。ところが、昔からそうだったわけではないというのだ。かつては、ひどい差別があったと言っていた。その差別の由来は、アメリカ合衆国らしい。つまり、キリスト教の存在が、ゲイをひどく差別することにつながっていたという。しかし、オーストラリアでは、確かにキリスト教が多く、差別がひどかったのだが、むしろ、そのせいでゲイ解放運動が興り、その運動が成功して、今のオーストラリア、シドニーになったのだという。
ゲイ解放運動の成功しているオーストラリアでは、もはやゲイ差別がないのは当然だが、それと同時に、「カミングアウトも存在しないのではないか」と思って、そのことを彼に尋ねた。ゲイうであることを隠す必要のないオーストラリアでは、カミングアウトも消失しているのではないかと思ったのだ。ところが話をうかがうと彼は、カミングアウトを経験していた。彼の家は、厳格なキリスト教だったという。そのためやはり、ゲイであることは「望ましいことではなかった」のだという。高校生のころカミングアウトしたという彼によると、母親や兄弟などは、すんありと受け入れてくれたらしいが、父親は、少し残念そうにしていたという。
アメリカでは、州によって同性婚できるか否かはばらばらである。それは、現政権が 「どちらなのか」によって決まってくのではないでしょうか。つまり、保守的なのか、リベラルなのかによって。
日本は、キリスト教の国ではないのに、なぜ、ゲイ差別があるのか それはとても不思議です。でも、一説によれば、明治以降、アメリカの文化が流入すると同時に、同性でセックスするのは、人の道からはずれたおぞましい、よくない行為であるという、明らかにキリスト教の価値観が、「ざんぎり頭」とともに、輸入されたことに始まると言われています。
このような価値観が、輸入された以上、海外の成功している、(失敗している例もある)ゲイ解放運動もきちんと輸入し、適応させるべきであると思います。もちろん、それは、90年代以降に実現され、今現在も進行中、展開中の出来事であります。
私はというと、そうした運動に少しでも貢献したいと、身近なところからカミングアウトを実践しています。
職場では上司に、あなたがゲイであるという噂は本当か、と聞かれ、そうです。でも何も問題はありません。ふつうのことです。と言ってあります。上司は、そういうことなら、これからもよろしくと納得されています。
海外の成功例や失敗例が示すように、差別のあるところでは、それに反発する運動がかならずおこり、それはある程度成功します。「自分の国」だもの、自分たちでよくしていきましょう。