▼クーさん:
私見で申し上げます。
現代において"プチ整形"といった、手軽で簡単な整形技術や性転換手術のように長時間かつ高費用の手術方法がある時代において、もっとも怖いのは『安易な気持ちで体にメスを入れること』なのではないでしょうか。
確かに、細木数子さんの仰ることは古いです。重度の性同一性障害を問わず、必要性の高い外科手術はあると思います。ただ、私も考えが古いのか、ご両親が健在で尚且つなんらかの理由で正しい判断力を失っていない限りは、一度ご相談なさって合意を得る必要があるのではないかと考えます。理由としては、自分自身を大切にするということは、やはり親や兄弟、周囲の人間も大切にするということだと思うからです。そういった意味で、周囲の意見は重要だと思います。
そこで合意を得られたのなら良し。信念で性転換したいと思うのならば、親と関係を断ち切ってでもやる。というくらいの覚悟は必要でしょう。
ただ、整形に関しては慎重論を唱えさせていただきます。はっきりいって、整形して絶世の美しさを手に入れるわけでもなく、年を重ねるごとに不安定になる可能性のある現代医術に、私は頼りたくありません。それよりも、服のセンスや表情、化粧の仕方や、心の美しさを鍛えたり、本当の美しさを知ることに時間とお金を費やすほうがよっぽどマシに思えるのです。その辺は別の意見の方もいると思いますが、整形したければなさればいい。でも、その理解を得られなかったときに、まるで自分が正しいように言うのだけは止めていただきたい。そういう方があまりに多いような気がします。相手だってそれなりの理由がありますし、整形した方にも理由が多少あるでしょう。それの相互理解をしようともせずにいる方もいらっしゃるので、テレビの電波に乗せて、あえて苦言を呈したのかもしれません。その辺を考慮して拝聴すれば、細木数子さんの仰ることも一理あるのかなぁ・・・・という気がしないでもありません。ただ、性に関する問題は、本人と親、配偶者、子供の意思で決めていいと思いますし、そこまで普遍的な摂理はないと思うのですが、どうなのでしょうか。 JING