▼ふらりさん:
>男が好き、男も女も好き、女が好き
>これはゲイ、バイ、ノンケ。
>
>でも、男の体(肉体関係を持つこと)は好きだけど恋愛対象として好きではない、女はどちらの意味でも好き
>この場合はバイというべきなのかな?
謎なのは「恋愛対象として好き」という言葉だ。
筆者は「肉体関係を持つこと」と「恋愛」とを分けたいようだ。
しかし、肉体関係を持つことは、「恋愛」の一部である。それは、恋愛の「方法」であり、その方法や内容も多種多様だ。
なのになぜ、肉体関係と恋愛とを分けようとするのか、それは不毛な欲望ではないのか。
恋愛は、男と男のそれであろうと、女と男のそれであろうと、女と女のそれであろうと、近代的な意味では、確実に「性的な文脈の言葉」である。もしも、恋愛から性を剥奪したなら、それは単なる「愛」となってしまう。「愛」は途方もない広い意味の言葉である。それは、人と人の間の関係や感情を指すばかりか、動物と人、動物と動物、人と物、人と環境、人と国家、・・・、の関係にさえ当てはまる言葉である。
したがって、明らかに恋愛は、「性愛」なのである。
なのになぜ、肉体関係=セックスと恋愛とを分けようとするのか。
何が、恋愛とセックスとを切り離そうとするのか。どうして、分けたがるのか。
以前出会った友人にこんな人がいた。彼は、「家の中では男といたい。でも、外では女といたい。」と言った。さらに、話を聞くと「人に男が好きだと思われたくない。女が好きだと思われたい。だから、外ではきれいな女といたい」のだと言った。彼は、「セックスは男としたいが、恋愛は女としたい」と言った。
彼も恋愛と肉体関係とを分けたいという欲望に溺れていた。
このような理解しがたい、矛盾した言動をする人が中にはいます。
なぜ、そのような人がいるのか。
と考えることが大切かと。