▼ルシフェルさん:
私は前世に対して総ての責任を考えるなんてくだらないことだと思います。何故かと言えば、そういったことを理由に出して相手にしたり顔で説教したとしても、相手は何にも感じないでしょうし、場合によっては嫌な思いをするからです。
ってか、極端な話前世が無いとは言いません。ただ、それを理由にしたりして自分の現実から目を背けていたりする輩は大嫌いです。
確かに、親から受け継いだものや自分自身の性質なんかはどうしようも出来ない事です。だからこそ、今現在の自分はどのような問題点があるのかを吟味して、対処していくことが肝要なのではないでしょうか。
悩んでいる人に何かを申し上げるときは、何が根本的な問題で、対処法はなんであるのか、そして相手にとって有意義になるようにしなければならないと私は思っています。別段前世論や輪廻転生を信じるのは勝手ですが、それを人に押し付け、ましてや、この2つも理論的には非常に難しい以上十分な考察と、それを伝える努力をしなければならないのに、それもしないで、ただただ表面的な事象を伝えるのみというのは、愚の骨頂だと思いますね。
大体の話が信じることと知ることに差があることも分からない人が多い人種として、宗教家が私は居ると思います。もちろん、非常に理知的ですばらしい考えを持った方もいらっしゃいますが、例えばどこぞの宗教団体みたいに人を貶したり、悩みを教義からアドバイスしたりするのはどうなんでしょうねぇ。
まぁぶっちゃけて言えば、正当な根拠に基づかない独善が如何に愚かであるか歴史を見れば分かると思うんですけどね。例えば、それ系の論理が悪用されたのが免罪符じゃないですか。他にも末法思想なんかもありますけどね。
ただ、本気でそれを信じて、他人に伝えようとしている人が多いのは驚きです。自分がどれほど高尚な人物だと思っているんでしょうか。人から批判されるようなこと言ってしまっている時点で未熟なのに。それを理解しているのか、していないのかが人間の差に現れると思います。だからこそ、マザーテレサみたいな宗教家は宗派を超え、人種を超えて活躍できましたし、他者を攻撃する宗教家(名前は出しませんが)は最期は寂しいことになるんじゃないでしょうか。