> これは、先生の黙認・親の怠慢以外の何者でもないのではないでしょうか。ただ、はっきり申し上げて、先生が気付かないなら先生なんてやっている必要もありませんし、そんな人間は教師不適格者として良いと思います。それほどまでに、教育に携わる人間は生徒に対して敏感であらねばなりません。
「現状を見ないうちは何とでも言える」という気もします。
実際、自分がその教師・親と同じ立場に立たされていないから、理想論を唱えられるのだ、と。
マスコミの伝える情報なんぞ、所詮「 事 実 の ご く 限 ら れ た 一 部 」ですし。
(だからこそ、同じ出来事に関してもマスコミ同士の報道が対立するケースも出るわけで。)
マスコミは「事実」は伝えませんが、「真実」は伝えませんから。
他の色々な情報媒体から得た情報や、渦中の人・関係者の話を聞くと、「もはや情報
操作じゃないか」と感じずにはいられないケースもありますし。
ネットなどで「マスゴミ」と揶揄されるのも、頷けなくもないです。
(勿論、騒ぎすぎの場合もあるのでしょうが。)
私も現状を知る人間ではないですが(教育関係者ではないので)、だからこそ、
無責任な批判は止めようと思っています。
詳細に調べれば、「親や教師が必死に頑張っても防げなかった」というケースや
「それはいくらなんでも、防ぐのは難しいだろう」というケースもあるのかもしれませんしね。
イジメが自殺に繋がったケースなどに関して、教師や親が本当に努力しなかったのか否か、
その点はしっかり調べましたか?
無理ですよね。
だとすると、マスコミが伝えた「極めて限られた事情しかしらない」のでしょう。
それなのに、どうして「怠慢」だと言えますか?
マスコミを利用することが悪いとは言いません。
むしろ重要な情報源です。
ですが、「マスコミの情報を鵜呑みにすること」や「マスコミなどから得た情報だけで
調べつくした気になること」は絶対に避けるべきです。
情報は出来る限り疑った方が良い、ということは私が言うまでもなくお分かりでしょう。
マスコミが伝える事実は、確かに「事実」ですが、あくまで「切り取られた事実」で
読み方を誤ればすぐにミスリードに繋がりますから、注意が必要です。
様々な情報源からの情報収集の努力は必要不可欠です。
> まず、管理できない状況を黙認している『大人』に責任があります。子供には、何ら責任がありません。これは断言できます。 次に、教育の現場に携わる人間は2種です [教育関係者]と[保護者] です。前者は後者よりも遥かに教育現場に詳しいにもかかわらず、管理できない状態を放置しているのであれば、これは、まさしく教員達の責任でしょう。過半数の教員が放置しなければ、確実に変わる現状はあるはずです。
> 次に、校長と同格の民間企業主は”塾長”または”責任者”です。私が講師をしている塾の塾長・副塾長はいずれも、生徒300名程度の名前、学力、成績、第一志望校なら言えます。
先のレスで「管理することが果たして可能なのか?」という問いを出しましたが、
それについてはどのようにお考えですか?
(人数を考慮した上での現実的可能性の問題や、放課後にイジメが起こるケースに
ついての対処法など)
また、名前、学力、成績、第一志望が言えればイジメが防げる、というものでもないでしょう。
イジメを防ぐには、ある程度詳細に「対人関係」や「プライベート」も把握することが
必要だと思います。
(イジメは「対人関係」から、「私生活の中で」生じるものですから。)
300人もの生徒の「対人関係」や「プライベート」を、果たして把握出来ますかね?
出来ることといえば、「生徒との対話による現状把握」ですが、300人もの生徒と
深く対話することが出来るでしょうか?
仮に出来たとしても、生徒がイジメの事実を包み隠さず語るという保証はあるでしょうか?
たとえそれが3、40人のクラスであっても、なかなか難しいと思いますよ。
> 本人達曰く「これくらいできなくちゃ、教育者である意味がないんです」と言います。これほどまでの気概が、果たして現行の校長クラスにあるでしょうか。事実、民間企業から公立の校長になった学校は、活性化をしている事実があります。
何が活性化したんですか?
おおよそ「学力向上」や「創意工夫が著しい」程度の話ではないですか?
その学校からイジメが「消えた」、との報道もありましたか?
その報道が、イジメの有無についてどれほど詳細に調査したでしょうか?
その学校について、数年後の後追い報道はありましたか?
そもそも、「民間企業から校長を招いて、活性化した」から注目されるのでは
ありませんか?
「民間企業から校長を招いたけど、あまり意味がなかった」というケースが注目されずに
陰に隠れているから、「活性化した」ケースばかりが目立ち、「民間の力は素晴らしい」
という風に見えてしまうだけではないでしょうか?
> これは、あくまで一例ですが、いじめが起きる状況の一因として、統制の取れていないクラスがあります。つまり、生徒への管理が行き届かない。授業が停滞している。という実情です。
さんざん教師側を擁護するような論調で書いて来ましたが、これについては同感です。
(もはや統制を取るのが不可能、というケースがある可能性までは否定しませんが。)
おかしな教師や力不足の教師がいるのも、恐らく事実だと思いますから。
全ての教師が聖人君子やエリートというわけでもないでしょうし。
あくまで、あまり教育関係者を批判しすぎるのもどうなのかな、と慎重な態度をとっているだけです。
> 民間経営の塾アンケートの意見の過半数と言っても良いと思いますが、公立中学生が「学校の先生の授業はつまらない。解かりにくい。自分勝手。えこひいきする」等の苦情を叩きつけます。
これが典型的な「統計のワナ」でしょうね。
「そもそも何故民間経営の塾に来るか」、それは「学校の先生や授業に不満・限界を
感じているから」ではありませんか?
そうであれば、塾のアンケートの結果がそういった内容になるのも至極当然でしょう。
そして、塾に通っていない生徒もいる以上、塾に通っている生徒の多くがそういった苦情を
叩き付けたからといって、直ちに「公立中学の授業の質は悪い」という結論は導かれないでしょう。
そもそも、「つまらない」、「解かりにくい」、「自分勝手」、「えこひいき」、
どれも「ただの主観」に過ぎず、サンプルとしての価値は低いです。
私が通っていた大学受験予備校の、いわゆる「カリスマ人気講師」ですら、評価が
二分されてましたし。
さらに言うと、そのアンケートのサンプル数はどれほどですか?
サンプル数が少なければ、統計データとしては「無価値」に等しいですよ。