▼ABCさん:
非常に残念なことではあるのですが、勤務形態がきついならば、何故休み時間にタバコを吸ったり、定時に帰る先生が多いのでしょうか。7時の学校を一度ご覧になってください。教員の車台数は驚くほど少ないです。
また、何故、民間の介入があった学校に関しては、先生達の授業力が向上しているのでしょうか。しかも、一部の県では、業務体系が同じであるにもかかわらず、他とは全く比べ物にならない指導力を有した公立中・高があります。
正直に申し上げます。仕事がきついから生徒に手が回らないなんて思い、行動すること自体が怠惰の極みであるということです。個人的な言い分であると同時に極論ですが、教員の最大にして至高の義務は『子供を幸せにすること』であって、仕事を定時に帰ったり、業務に忙殺されることではありません。
わるいところをかいつままないで、いいところだけを見つめているところがあります。それの典型的な例が”民間企業ではないところ”です。逆に良い所を謙虚に捉え、お客様のクレームを第一に考えているところがあります。”民間企業”です。これは、わるいところだけを見ない=事実から眼をそらすことに過ぎないと私は考えています。100のうち1でも悪いところがあるならば、徹底的に直すんです。99がいいから、1はいいでしょ?なんて甘いことが、子供に通用するとでもお考えでしょうか。
大変言い方がわるいのですが、ハイレベルなテキストやワークなんて必要ないんです。必要なのは、生徒にあったものを探してあげる力です。その点で言えば、私立も塾もまだまだでしょう。公立の中には、民間を凌ぐ力を備えている学校も確かに存在します。ただし、あくまでこれは特殊な例です。ある塾が生徒に対して行っているフォローを上げます。同時に、これは公立でやっていると言い張れる人間が極端に少ないものです。
11:00〜 業務開始と同時に生徒フォロー。質問部屋開始
16:00〜 他の授業
19:00〜21:00 単科授業(約一週〜二週カリキュラム分)
21:00〜23:00 他の授業、平行して業務・欠電・質問応答・生徒フォロー
23:00〜 業務
社員数名で生徒情報300以上を管理します。にもかかわらず、学力が落ちず、他の校舎と連携しながら業務をするようなことが公立の人間にできているか。これを民間の第三者が視察すれば一目瞭然ですが、できていない状況が浮き彫りになると思います。ちなみに、残業代いくら出るとお考えでしょうか。ほぼ0です。予断ですが、この校舎の塾長の月々のお小遣いは3万です。これは、民間塾だけではなく民間企業に共通して言えることです。「残業代?あぁ、昔はありましたね」レベルのものであって、サービス残業の実態がどれほどあるか、実際に数字でも出ていると思います。
それと、私は自分が恵まれていないとは申し上げていません。はっきりいって恵まれているほうです。が、年収だけを考えるのであれば水準より下でしょう。
完全に主観で申し上げています。が、本当に私が言っていることが間違えているのであれば、現状なんて生まれないと思います。現実に公立中・高の学力低下は著しく、それに伴う教員の犯罪は増加の一途を辿っています。これと同じことは大手塾にも言えます。しかし、公立と違う点は1点です。処罰を受けるのかどうか、それは適切であるのかどうか、という点ではないでしょうか。
また、公立の先生がどの程度信頼されているか。これもデーターで見れば一目瞭然です。「学力水準が低いから無理」と言う塾の経営者がいるなら是非お目にかかりたいです。今、塾上がりの先生が急増しつつあります。また、民間が参入した公立も多くあります。こういったところと、現状に不満ばかりを抱いて何ら問題を解決しようとしない人間の間には、良い意味でも悪い意味でも差が生まれてくると思います。確かに、国の責任、家庭の責任は重いです。けど、生徒と直接接し、現場を”今”変える事が出来るのは教員だけではないでしょうか。
私は別段公立の教員を馬鹿にしようとは思いません。ただ、現状の公立の教員のやり方、テスト、授業ノート、テキスト、ワーク、生徒対応を見ている、または自分が去年まで高校生であった経験からすると、侮蔑せざるを得ない部分が多く見つかります。この気持ちが、私1人だけの認識であるのであれば、私が変な人間なのだと思います。もし、多くの人が私とは違う意味であっても批判的意見を持ち合わせているのであれば、どうなるのでしょうか。 JING
本をご紹介いただきありがとうございます。春休み中に読んでみたいと思います。