丁寧なご返信ありがとうございます。
なんか…皮肉ではなく貴方すごいですね☆非常にお話に筋が通っていて読んでいてすんなりと考える事が出来ました。私は文才がなく思慮も浅いので貴方のご意見にはいつも考えさせられるんです。しかもなぜか心地よく♪これは正に貴方のおかげです。ありがとうございます。
さて、貴方のお考えについて私なりに考えさせて頂きました。
まず1つ目の点についてですが、貴方のご意見を拝見したとき私の頭に浮かんだのは「連帯責任」という言葉でした。これは伺いたいことなのですがこの世の中で個人が個人の行動について責任をとればいい、すなわち「完全な個人主義」というのは実際成り立つものなのでしょうか?
例えば一人の政治家がスキャンダルを起こせば私達人間は「だから政治家は…」と考えがちです。一人の官僚がスキャンダルを起こしても同様に考えてしまうのでしょう。もちろん、真面目な政治家はたくさんいるでしょうし、真面目な官僚もたくさんいるのでしょう。でも、実際外から見る人間にとっては一くくりにして見てしまうんです。良くも悪くも、これが現実なのですよ。であるならば、私達ゲイも、例外なくこの現実を受け入れざるを得ないと思います。そして「ゲイはここが問題だ」と言われているなら、例え自分がそのような問題となる行為をしていなくとも、その意見に反発する前に「本当に他のゲイも自らと同じように問題行為を起こしていないのか、もし起こしていたとしたら自分はその人たちにどう呼び掛けていけばよいのか」という観点で考えるべきではないかと思うんです。これはゲイとかノンケとか関係なく、「この社会に生きる者として」考えるべき事ではないかと思います。
また2つ目のご指摘についてですが、貴方も承知されていると思いますが、正直「拒絶する原因は誰が作ったと思ってるんだ!」と考えるのは結局は水掛論に終わってしまう気がします。どちらが先に原因を作ったのか、といった後ろ向きな議論ではなく、この互いに反発しあう環境をそれぞれがどう考えていけばよいのか?まず私達ゲイとして何が出来るのか?を考えることこそ、互いに尊重しあえる関係を作る「私達ゲイの側からの」第一歩に繋がるのではないでしょうか。