疑問に疑問を返すようですいませんが、皆さんの意見を読んでふと感じた疑問を書かせてもらいます。
まず、僕たちの生きているこの世界を創造した“神様”がいるとします。神様はいないって考え方は大いにアリだと思いますが、とりあえずこの前提で話を進めます。そして、この“神様”が全知全能かはいったん考えません。その意味で“”をつけています。神様よりは造物主って言葉の方が近いかもしれません。そして、“神様”を創った「より上位の存在」についてもいったん無視です。自分たちに近いところにしぼって考えてみましょう。
さて、その“神様”にとって世界を創った目的、あるいは理由って何でしょうか? そして、創った世界を“神様”は今、どう思い、どのように扱っているのでしょうか?
この問題を考えたら「なぜ神様に祈っても叶わないことがあるのか?」とか、「神様がなぜ被造物にとって辛いことも世界に存在させているのか?」とか、「神様は本当に全知全能なのか?」みたいな問題に対する間接的な解が得られると思います。
僕なりの回答はこうです。
“神様”には世界を創る能力があります。自分の能力がどんなものか知りたくて、“神様”は世界を創ってみることにしました。そして、せっかく創った世界が単純なものばかりではおもしろくないので、“神様”でもちっとやそっとでは予測がつかないような複雑な存在や現象や仕組みもいくつか創りました。すると、そういったものは“神様”の予想した以上に予測不能でした。思いもしないの反応が起こるというのはおもしろくてわくわくするものですし、どういう仕組みになっているのかとか、ちょっといじってみたらどういう反応をするのかとか、もっと試して、観察してみたくなるでしょう。いつしか“神様”は自分の創ったものの実験・観察にはまりました。 だから、“神様”は世界でどんなに悲しいことが起こっても、どんなに被造物が助けを求めていても基本的には高みの見物をするだけです。
どうでしょうか。長くなりましたが、みなさんの意見や感想を教えてください。