▼かにさん:
個人的な意見です。
仰っている中にありますが、蚊やゴキブリが悪であるとはいえません。それは、直結した環境変化を招いている要因ではないからだ、という意見はその通りだと思います。
次に、人間が危険要因を孕んでいると思われているのは、あまりにも早く環境を変化させすぎるせいであると思います。これは、現在までの地球歴史上ありえないことだと記憶していますが、若干事実と異なる点があるかもしれません。
進化論で言えば、環境変化に適している生物が今まで生き残ってきたことになります。
しかし、ここで非常に問題になってくるのは、人間が自身の生物としての生産の結果ではなく、人間が利便性を追求したために使用した”道具”による生産によって環境が変化している点にあると思います。これは、地球の歴史上は初めてのことです。もちろん、生物が自分自身の生産の結果によって滅亡したことは多々あるという説が最近浮上しています。微生物等の生物が主要生物であった時代に、数度の超大氷河時代があったという推測があります。
そこで、人間は新しい時代の結果を生もうとしているという楽観的推察もありますが、正直な話、温度上昇やそれに伴う海面上昇による、悲観的推察のほうが興味をそそられることは事実です。この状態で続けば、現在は陸地でも、低地の殆どは沈むでしょうし、恐ろしい疫病が進行の度を増します。事実、致死率の高い疫病は、温度の低い地域では、生息していませんでしたが、それが生息地域を広げるという結果になります。
つまり、今の環境が現在の人間が繁栄するのに最も適しているのではないかということです。それを変化させることは、すなわち人間にとって悪であって、本来的な地球環境にとっては大したことではないという科学者が事実存在します。それは、人類が滅亡した後に、地球の浄化能力で十二分に環境を改善することが可能であるということです。
もちろん、環境に適応することが可能であればいいですが、ほぼ不可能に近いと思います。それは、十中八九、その混乱によって科学技術力の衰退は止むを得ない事とそれは、人類の環境適応の可能性を著しく低下させる要因になることに起因します。確かに、人間や他の生物の環境破壊の是非というのは、地球規模や宇宙規模から言えば、大したことがなく、はっきり言えば、人間の道徳感によってそれが悪であるとされていると思います。それが良いか悪いかといえば、もちろん正しい方向性だとは思いますが、それは、簡単に環境破壊はだめだという部分だけでは考えてはならない部分もあると思います。実質的に弱肉強食の原理や、どのような結果を有無とはいえ、兎に角結果を生み続けてきた生物の歴史に新たな要因を入れることになると思います。もっと簡単に解決しても良いものだとは思いますが、本当に深く考えると、そういうことになると思います。
ですので、かにさんの仰っていることには筋が通っていますし、おそらく、正しい答えの1つであると思いますが、この場合は明確な回答が存在しないのではないでしょうか。地球環境を現存のまま維持するという選択も、また正しく、環境破壊をしてはいけないという選択も、また正しいのだと思います。
その辺は、かなり多くの人間や専門家が意見をぶつけ合うと、より良い結果が生まれるような命題であると思います。(ただし、そこに利権や経済などの選択はそれに従属するものとして、選択には入れないものとします。) JING