とんだ被害に遭って気の毒に思う。日頃どんなことがあっても見知らぬ人の車には絶対乗らないこと。今回のように修理代を請求されても自分一人で解決しないこと、また、条件を出されても決して示談に応じないことが肝心だ。これは大人にしても同じこと。たとえ軽い接触事故でも、直ちに110番に電話し、警察官に現場検証してもらう。その際発行される事故証明書を添えて親が加入している損保会社に、損害賠償するための保険金請求ができる。どの親でも家族が他人に損害を与えた場合にカバーできる任意の自動車保険か損害保険に加入しているのは今や常識。このようなことは親が子に話しておくべき内容。今回はすすむ君が既に強制わいせつの被害に遭っているため、直ちにとるべき行動は次の通り。立場の弱い未成年者に対する性的暴行は重大な犯罪であり、暴行男は罰を受けて然るべきだ。そのために、泣き寝入りせず勇気を持って信頼できる大人に相談し、早めに警察に被害届を出す。暴行男の車のナンバープレートを覚えていれば早期の逮捕につながる。このような暴行男は今後も少年をターゲットにして何度も犯行を繰り返す恐れがある。泣き寝入りしないすすむ君の勇気こそが、性的暴力の被害から青少年を守ることに貢献できる。