『終電逃して帰れません。○○駅あたりで泊めてくれる方いませんか?・淳平165*46*19です。』
とある週末。淳平との出会いは彼のこの書き込みだった。
俺はその○○駅前のマンションに1人暮らししている。○○駅はある通勤電車の終点で、よく折り返しがなくなったら寝過ごした酔っ払いがタクシー待ちをよくしている。俺は朝は、始発駅だから座れると理由でこの駅前に住み始めたが、実は過去、寝過ごしましたの書き込みの学生や若いリーマンを泊めてやってついでに喰っちゃったことが何回かあり、違う意味でここを選んで良かったと思ってます。そして今回の淳平は極上だったのだ。
そうだ、自己紹介すると俺は裕一。プロフは170×70×28のちょっとガッチリ筋肉質の社会人野球をやってるリーマン。顔はちょっといかついんだけど、性格は温厚でギャップがあるので意外とモテます。
『駅前のマンションだよ。良かったら……』とメールのやり取りと写メ交換して、俺が改札へ迎えに行く。会うとちょっといかつい俺にびびっていたが、すぐに打ち解けて、駅前のコンビニでちょっと飲み物やつまみを買って早速俺のマンションへ。淳平の見た目は黒髪のちょっと長めのサラサラセミロンで隣りにいても甘い髪の香りがして、顔も小顔で目が二重のパッチリでスリムなジャニ系だった。
部屋に入るなり、犯したい衝動にかられたが、我慢してまずは乾杯。淳平も大学の飲み会帰りだったが、そんなに酒に強くないからあまり飲まなかったのに、降りる駅のちょっと手前で座ってしまい眠りに落ちたらしい。
俺は缶ビール2本。淳平は缶ビール1本と弱めのカクテル缶を1本飲んで、お互いエロトーク。
淳平「裕一さん、かっこいいっすね。筋肉あるし」
俺「え?それほどでも無いよ。良かったら触ってみる?」
淳平「いいんですか?」
ソファーで向かい合わせで座っていた淳平が俺の横に来る。俺の腕と、「ここもいいですか?」と胸筋や肩も触る。淳平が近づくとよい香りがする。ヤバイ。そして、淳平がたまたま俺の脇腹を触った時、事件が。そう、俺は脇腹が苦手だった。ピクリとくすぐったくて動いた。淳平にはおもしろかったらしく、脇腹をつつく。俺も仕返しで脇腹をつつくと淳平も「ダメダメ」と言って逃げる。淳平の方がすばしっこいが、俺はあえて淳平にやられるように床に転がった。淳平もおもしろがって俺の上に乗ってくすぐる。まるで子供のじゃれあいのように。 つづく