僕の名前は、黒井冬夜(くろいとうや)。
15歳で、高校1年生だ。
身長158、体重45のチビな上に童顔だから、周りからは実年齢よりか若く見られる。
9月の初め、僕は新しい学校(男子校)に転校して来た。
新しい学校で上手くやれるのか、友達がちゃんと出来るのか、不安な気持ちのまま放課後がやってきた。
〜学校・教室〜
放課後、僕は荷物を鞄の中に閉まっていた。
「よ、転校生!」
「えっ…?」
僕の前の席に座ってる男子が、僕の方を振り向いて笑顔で話しかけてきた。
「えと、あの……。」
僕は、突然に話しかけられて驚いた。
「あ、わりぃ
驚かせたか、俺の名前は白井春樹(しろいはるき)
よろしくな!」
そう言い、白井君は握手を求めてきた。
「よ、よろしく…。」
僕は、緊張しながら白井君に握手を返した。
これが、僕と君の出会い。