小2の夏休みのこと。
隣の徹ちゃん(小5)が一人留守番することになり、
徹ちゃんのお母さんに頼まれて、近くの俊ちゃん(小2)と一緒に
お留守番をすることになった。
おやつもたくさん用意され、しばらくは、ジュースを飲んだり
お菓子を食べたりしていたが、「かくれんぼしよう」徹ちゃんが言い、
最初は徹ちゃんが鬼になったが、大きな家の中とは言え、隠れる場所も
分からず、簡単に見つかってしまい、今度は俊ちゃんが鬼になった。
「こっちコッチ」徹ちゃんに手招きされ、二階の押し入れに隠れた。
襖を閉め、真っ暗な中、布団の隙間に身を寄せ合うようにしたが、
一階の居間は冷房が効いていたが、二階の押し入れの中は、
蒸し風呂のように暑かった。
俊ちゃんの足音が聞こえた時、徹ちゃんは、
俺に覆いかぶさるように、汗ばんだ体を密着してきた。
ジッとしていると、俺の左手の甲に、明らかに「チンコ」とわかる、
徹ちゃんの生温かい感触が伝わって来た。
俊ちゃんの足音が遠ざかると、徹ちゃんは、更に股間を押し付けて、
俺の手の甲にこすりつけてきた。
妙に温かく、固いような、それでいて柔らかく、何ともナマナマしい
不思議な感触だった。
俺が手をどけようとすると、上から押さえつけるようにして、
全身でのしかかってきて、いつもの徹ちゃんの顔と違い、
真剣と言うか、怖いくらいな顔になり呼吸も荒くなっていた。
俺は恐ろしくなって抵抗を止めた。
しばらくして、徹ちゃんは、全身を硬直させ、
痛いくらいに俺を抱きしめたと思ったら、
俺の手の甲に、不思議な脈動が伝わって来た。
小さな脈動が収まると、徹ちゃんは、ふーっと大きく息を吐き、
俺から目をそむけるようにして、押し入れから出て行った。
俺もその後に続いたが、徹ちゃんはトイレに直行した。
トイレの中から、「今日はオシマイ、帰って」と言い、俺と俊ちゃんは、
徹ちゃんの家を後にした。