その夜、あの外人の、重量感のある肉棒が目に焼き付いて
離れなかった。
触られ、舐められ、しゃぶられ、咥えられ、脳天を
突き抜けるような快感に押し上げられたことや、俺のを
咥えている男の顔、俺の精液を飲み込んだこと等々より、
俺にとっては、あのチンコの感触の方が、重大だった。
それまで、男と言うか、チンコそのものに興味はあったものの、
それらを思い浮かべて勃起したり、オナニーのオカズに
したことはなかったのに、その夜初めて、あの白くて、デカくて
ズシリと温かい、弾力のある肉棒の感触を思い出してオナッた。
それまでの、悪ガキ同士のふざけあいとは違う、明らかに、
ある種の、秘密めいた世界へ踏み込んだ気がした。
女の子にも興味があったが、自分から声掛けする勇気がなく、
無論、男に対しても、自分から行動することは出来なかった。
体育祭が終わり、文化祭になると、生徒や家族だけでなく、
たくさんのお客が来て、子供から大人まで、
外国人の姿も珍しくなかった。
俺は、模擬店で、やきとりを担当していた。
そんな俺の店に、若い外国人が、やきとりを買いに来た。
どう見ても10代、髪の毛は金髪に近いブラウン、瞳は蒼く澄んでて、
背は180ぐらい。とにかくハッとするくらいの美形だった。
5本300円のやきとりだったが、10本以上入れてやった。
彼は、無邪気に喜んで、その場で全部食べて帰った。
文化祭が終わって大分経ったころ、俺は、オフィス街の
あの地下トイレに久しぶりに行ってみた。
トイレには誰も居なかった。
俺は、放尿を終えても、しばらくチンコを扱きながら、
誰かが来るかと待っていたが、しばらく待っても誰も
来なかったので、トイレを出た。
トイレを出て、数メートル歩いた時、あの焼き鳥を買ってくれた、
若い外人が地下街を歩いているのを見かけた。
「もしかして?」と、彼に気づかれぬよう、その後を追ったら、
予想通り、あのトイレに入って行った。
少し時間をおいて、俺、再びトイレに入った。
居た。 他には誰も居なくて、彼だけが、真正面を向いたまま、
小便器に向かって立って居た。
俺は、すぐ隣に立った。
さりげなく覗くと、彼は、勃起させていた。
やけに白く細長いチンコを、文字通り、扱いていた。
皮を被っていた。
俺が顔をあげると、彼と目があった。
彼は相当驚いた風だったが、俺が笑うと、彼もニコッとした。
俺は、自分のを勃起させると、彼の細身のチンコにも
手を出した。彼も俺のを触ってきた。
俺は、無言で合図を送り、前回、中年の外人に連れられて行った、
デパートの婦人服フロアーの、紳士用トイレの個室に入った。