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弱みにつけこんだ卑怯な僕　６

たつる - 15/6/4(木) 23:42 -

それでもやっぱり金品の要求はいきすぎだと思いましたので、僕は山中君と一緒に野球部の顧問のところへ行って、山中君がのけ者にされたことも含め、すべてを話しました。
顧問も山中君が急に部活を休むようになったことから、何らか部活内でトラブルを抱えていたであろうことは予想していたようで、僕や山中君の話を聞きながら、例の野球部のメンバーにはきちんと指導しておくことを約束してくれました。

学校からの帰り道、山中君は僕に「一緒に来てくれてありがとう」とお礼を言ってきました。その表情は何だかいたいけな小動物を思わせました。（話遅れましたが、山中君は身長１６０センチ弱の小柄な体格をしていました。）
山中君の顔を見たとたん、僕は嗜虐心とも言うべき感情を抱きました。僕は山中君に「そうだ、ありがたく思えよ」と言い、助けてやったんだからこれからは僕の言うことを何でも聞くように迫りました。山中君は「うん」とうなずきました。