昨日ユウトが泊りに来てました。最近筋トレ頑張ってるみたいで、身体やべー。一緒に風呂入って、危うく勃ちかけた。いかんいかん。笑
この前、バイト先のバーに福助の通ってる動物病院の先生が来た。笑 世間って狭い。笑 すんげー気まずそうにされたー。
続きです。
それから、ちょうど一か月ぐらいが経った頃、またユウトと連絡が取れなくなった。それまでは、たまに電話すると、約束通り電話には出てくれて、元気そうな声聞いたら安心出来た。でも、ある時を境にユウトが電話に出てくれなくなった。
すごく嫌な予感がして、キョウスケさんやアキラさんにも相談して、色んなツテをたどって色々調べてもらった。ユウトはなんやかんやで、結構この近辺では有名だから、結構色々情報は集まってたけど、結局会えずにいた。
ユウトの彼氏の店も行ってはみたけど、すでに勤めていた店を辞めていて、余計に嫌な予感がした。
何かトラブってないといいけど…って思いながら、バイトをしていると、アキラさんからの電話。キッチンに引っ込んで、電話に出る。
『今さ、キョウスケと居るんだけどさ、街中でユウトの彼氏見つけてさ。あとつけて、駅前のミストってバーにいるんだけど』
「は?ユウトもいるんですか!?」
つい大きな声が出てしまって、ユウトって言葉に奥でマスターが反応した。
『いや、ユウトはいない。5人ぐらいのグループでいんだけどさ、1人見たことあるんだけど、結構ヤバいのとつるんでるみたいだから気になって…。なんかユウトの情報無いかなと思って、近くで話聞いてんだけど…』
「そう…ですか…」
『まぁ、なんかあったら連絡するから。そうことだから』
話半分に、電話は切れた。俺の電話が終わったのを見て、マスターが話しかけてくる。
「ユウト、なんかあったのか?」
「いや…その…」
「気になるんなら、行け。店はいいから。ユウトが居るんなら伝えとけ。何かあったらいつでも頼れって。俺はお前らの親だからな」
ユウトのこと、すごく心配してたはずなのに、何も聞かずにいてくれたマスター。俺らを信じてくれんだって、ちょっとジーンとした。俺が行ってもどうにもならないんだろうけど、俺はアキラさんから教えてもらったバーに走って向かった。
店内はバーという割にはなんか入り組んでて、すぐにはアキラさん達を見つけることが出来なかったけど、ひときわうるさく騒いでるグループの近くの席を覗くと、カーテンのついている席にアキラさんとキョウスケさんが居た。二人とも、すごい怖い顔。俺を見ると、アキラさんが驚いた顔になった。
「マサキ!バイトは?」
「マスターが、ユウトに何かあったんなら行けって…。ユウトの情報、なんかありました?」
「……うん、今からユウト合流するみたい…なんだけど」
ヒソヒソ声が必要ないぐらい、後ろの席の馬鹿笑いが響いて、店内がうるさい。アキラさんの声をかき消すように、後ろのグループの会話が耳に入ってきた。
「てか、まじよくやるよなー。どんなイケメンでも、男とか無理だわ」
グループの一人の声が聞こえたと思ったら、ユウトの彼氏の声が聞こえた。カーテンの隙間から覗くと、髪は金髪になってるわ、ブランド物のネックレスしてるわ。借金にまみれてるようには全く見えなかった。
「慣れると、ユルユルの女より全然男のケツの方がいいぞー。一回貸してやろうか?」
「あ、俺この前貸してもらったけど、なかなかよかったよ」
そんな会話に、2人の怖い顔の理由が理解出来た。
(やっぱり、借金なんて嘘だったんだ)
やっぱり、って気持ちと、ユウトのことを考えて、ショックって気持ちが大きくて。すごくモヤモヤした。
「いらねーし。最近客とらせてんでしょ?おっさんのお古とかマジ無いわー。病気もらってそー」
「まぁ、でも、顔だけはイケメンだよなー。俺ちょっと興味あるかもー。どうせ男初めてするなら顔は綺麗な方がいいよな」
「まぁ、ちゃんと金は払えよー。友達割引きかせて、500円でいいよ」
「ワンコインかよ!安いな!!」
そんな会話聞きながら、怒り通り越して、心臓が痛くなった。自分のことでこんなに悔しくなったことなんかない。怒りで手が震えるって本当初めてのことだった。
「本当クソだな」
ぼそっとアキラさんが言う。キョウスケさんはぽけーっとした顔で携帯をいじってて、何考えてんのかわかんなかった。
「でも、最近ちょっと言ってくることが面倒くさくなったんだよなー。この前、使わせたヤツがなかなかのド変態だったみたいで、もう嫌だって言ってきてさ。まぁ、そいつから動画送られて来て、見たらマジえぐかったんだけど…見る?」
「えー?どんなん?………うわぁ…。これはえぐいわ。まじ引くー。お前サイテーじゃん」
「まぁ、大丈夫っしょ。あいつ昔っからそういうのに慣れてるから。親にもずっと掘られてたんだってさ。まぁ、なんかあいつビッチ顔だもんな」
「かわいそーな子なんだー。わー慰めてー。俺今日500円払っちゃおうかなー」
携帯を見ながらそんなことを言って笑うそいつらの話を聞いてたら、怒りで唇噛み切ってしまって、アキラさんに血が出てるって注意された。
先に帰っとけって言われたけど、拒否って、その場にいた。ユウトに会いたかった。無理にでも引き離してやるって、心に決めて。
「でも、こんなんさせたら、危ないんじゃね?お前ぜったい刺されるって」
「そうだなー…。刺される前に、ゲイビとか撮るか?てか、今ゲイビって需要あるんかな?」
「いやーそんな稼げないっっしょ?」
「あ、そうだ。じゃあ、一回ジャニーズとかにしてから、それからゲイビ出演とか!話題にもなるし、絶対稼げるよな?あいつ、バカだけど顔はいいし!」
「あーそれ頭良いな。最低だけどー。でも、それだったら、記念に今の内に一発ヤらしてもらってハめ撮りでもしとこっかなー。売れてからプレミアでそ」
もう、聞いてるのが限界だった。その時、ユウトが店に入ってきたのが俺の席から見えた。店員さんになにか聞いてる。透けカーテンがあるから、向こうからは俺らは見えない。こいつらに会わせる前に、入口で捕まえようと思って、席を立とうとした、そんな時。
俺よりも先に勢いよく立ちあがったのはキョウスケさん。立とうとした俺を乗り越えて、隣のテーブルに行くと、その勢いのままユウトの彼氏を殴ってしまった。
グループの他のやつらはポカーン。俺もポカーン。それぐらい一瞬の出来事。アキラさんが隣で顔を抑えながら舌打ちしたのが聞こえた。
「勘弁してー…まじでー…。マサキ、ユウト連れて先に逃げとけ」
アキラさんに言われて、急いで立ち上がって、入口付近に居たユウトを捕まえて外に出た。
「え、マサキ君!?何!?」
「いいから!とりあえず、お願いだからついてきて」
入口からは何も見えてなかったのか、事態の飲みこめてないユウトを引っ張り出して外に出ていく最中、後ろから、色んな悲鳴と怒鳴り声が聞こえて、もうパニック状態でユウトに訴えるとユウトも俺の勢いに負けてついてきてくれた。
後ろから、静止するアキラさんの声とキョウスケさんが聞いたこともないような声で「死ね!」って叫んでて、いつもとのギャップにすごくゾワっとした。
コメント返しです
まーくんさん…いつもコメントありがとうございます。夜の世界でいろんな話聞いてると、みんないろいろ抱えてるなって思います。やっぱり、信頼できる相手って大事ですよね
けんごさん…コメントありがとうございます。最初から読んでもらえてうれしいです。俺も相手がいないときは、これが当たり前って思ってたけど、やっぱりそばにいてくれる人って大事なんだなって思います
ゆうやさん…何を言ってくれなくても、一緒に泣いたり笑ったりしてくれるだけで、それだけでいいんですよね。俺も昼の仕事、今アキラさんと一緒になりますが、周りにはばらしてないのでうらやましい。仕事中はエロは控えましょう。笑
ユウキさん…はじめまして。コメントありがとうございます!感動、とかそういってもらえるだけで、すごく嬉しいです。もう少しでエロにもなるので、読んでもらえると嬉しいです。
teruさん…コメントありがとうございます。すごく嬉しいです。昔から本は好きだったけど、書くの難しいと思ってたので。でも、そういってもらえる調子に乗ります。笑 teruさんも書いてるんですね!よければ読みたいです♪