ペース遅くてすいません
頑張って書いていきますね
続き〜
安「やっぱ海きれいだなー」
俺「地元じゃなかなか海行かないしね」
安「かずま」
俺「ん?」
お互い目が合い、すぐ目をそらした
安「その…明日ってどこ行くんだっけ?」
俺「明日は〜パイナップル食べれるとこ行くはず」
安「そっ…か」
俺「うん」
安「あー俺、引越ししてこの高校入ってよかった〜!」
俺「どうしたのいきなり 笑」
安「いや、かずまに出会えたからさ 笑」
俺「なんだよそれ 笑」
安「東京の中学の時はさ、ずっとまわりに合わせて、なかなか本心で話できなかったんだよね」
俺「まぁ田舎だからね〜」
安「それでさ、俺、初めて好きな人できたんだよね!笑」
俺「えっ…そっか…」
安「いままで、好きとかそうゆうのよく分かんなっかたんだけどさ、そいつといるとなんかね…」
なんでこんな話になるんだろ…
安「でもさ、俺さ…そいつを傷つけちゃってさ、勇気がなくてさ…気づいたら他の人と付き合ってたんだ…」
隣にいるのに、何でこんなに遠いんだろう…
安「人と違うって、すげー怖くて…ダメなんだ、違うんだって自分に嘘ついてさ…それでもやっぱり好きで…」
安井の声が震えていた
そっと安井の顔を見ると、海をまっすぐ見ながら涙を流してた
安「俺の気持ち、気づくかなって…毎日期待してんだけど…ぜんっぜんダメで…」
涙を拭きながら俺を見て
安「そいつ、気づくかな?」
俺「安井の思い伝わるよ!てか、伝えなきゃダメだよ!」
応援したいわけじゃない、でも、こんな安井…見てられなかった
そう言うと安井は涙を流しながら笑って
安「全部…ぜーんぶ!かずまの事だからな」
何が起こったのかわからなかった
周りがあまりにも静か過ぎて、世界中の時間が止まってしまったみたいで
それでも大好きな笑顔が目の前にあって
安「伝わった…かな?」
俺「おれ…おれ…」
嬉しいとか、感じる前に涙が出てきて、胸が苦しくて
安「俺じゃダメ?」
俺「ずっと好きだった!安井が好きだった!」
やっと、やっと言えた
俺は安井に抱きつき、安井はそんな俺を優しく包んでくれた
俺の思いなんて、伝わらないと思ってた…伝えちゃいけないんだって
普通じゃないから、同性を好きだから、友達じゃいれなくなるから
そばにいるのに、誰よりも遠くて
でも、もう隠さなくていいだ、正直になっていいんだ
いろんなものが涙になって出て行った
二人で少しの間、本気で泣きまくって、顔を上げ安井の顔を見た
安「もう隠さなくていいんだよな?」
俺「好きだよ」
涙でぐちゃぐちゃな俺の顔に涙でぐちゃぐちゃな安井の顔が近づいて
俺は目をつぶった
柔らかくて暖かい安井の唇が重なって静かな波の音だけが一つ二つ三つ聞こえて、唇を離し二人で笑った