気づいたら別の薄暗い部屋に移されていた。
コンクリートの床は泥でヌメっとしていて、カビ臭い部屋だ。
俺は両手を麻縄で縛られ、股間に喰い込んだビキニショーツの中には汚い泥が入り込んで、玉袋のあたりがぬるぬるしているのが感覚でわかった。
しばらくして起き上がると上の窓の隙間から隣の部屋が見えた。
そこには同じようにビキニショーツを着けた男が二人、壁に大の字になって磔にされている。
右側の奴は紫色の光沢のあるビキニショーツを着けていたが、股間の膨らみは大きく、ビキニショーツの中で太いモノが上向きにそそり立っているのがわかった。
薄い生地のビキニショーツは陰茎にぴったりと張り付き、何とも言えない卑猥な形をしている。
左側の男は白いマイクロビキニのショーツを着けているが、これまで酷い拷問を受けたらしく、体中がアザだらけだ。
二人とも昨日の俺のように頭にはすっぽりとマスクが被せられているが、体つきから若い男とわかった。
その部屋に大男が入って来た。
昨夜、俺を沼に投げ捨てた、あの馬鹿力の大男で気味の悪いマスクを被り、競泳用の水着を着けている。腕の筋肉が盛り上がっている。
大男は磔にされている二人に無言で近づき、床の泥を手に取り、紫ビキニの男の性器をガシッと鷲掴みにした。そしてそのままシゴキ始めた。脚を開いた状態で磔にされている紫ショーツの男は抵抗することもできず、もがいている。
シゴキは執拗に続いたが、やがて紫ショーツは「ングッ」と苦痛か快楽の声を発して射精したようだ。
すると大男は奴の脚の拘束を解き、ビキニショーツを脱した。そしてショーツの裏にネットリと付いた精液をうまそうに舐めている。
クチャクチャ音を立ててビキニショーツを舐めている姿はを見た俺は凍り付いた。
ビキニショーツに付いた精液を舐めつくした後は、あらわになった陰茎の先に付いている精液を舐めつくした。
舐め終わると次はマイクロビキニショーツの男に近づき、同じように奴の股間を掴んだが、今度は手の平で撫でまわすように弄んでいる。
グリグリと撫でまわしながら、時々、鷲掴みにして締め上げる。
男のマイクロビキニは小さすぎるので、この卑猥な攻撃にビキニショーツから性器がハミ出すかと思ったが、ブルブルと揺れながらもしっかりと中に納まっている。
伸縮性のあるビキニが、性器全体を包んでいるのだ。
大男の目的はマイクロビキニにも射精させてショーツの裏に付いた精液を舐めることにちがいない。
紫ビキニに比べると股間の膨らみはそれほど大きくなかったが、そのモッコリとした膨みは、大男のシゴキで大きくなった。
小さな股布の中で太く硬くなった陰茎がショーツの前部をパンパンに膨らませ、至近距離からならショーツのサイドから中身が覗けたのではないだろうか。
しかし、マイクロビキニは最後まで射精しなかった。大男は金属ヤスリでモッコリをシゴいたり、三角木馬で股間を痛めつけたりという拷問をつづけた。さらにビキニショーツの中に大量の虫を投入され、虫に性器を噛まれたのか激痛で気絶したようだ。
見るに堪えない陰惨な光景だった。
夜が終わるころ大男何かを決意したように磔にされたまま気絶していたビキニショーツを起こし、奴の性器を掴んだまま、力づくで握りつぶした。
グシャっと何かが潰れる音と共に、マスクの中から「グオッ」と悲鳴が聞こえた。
手足を拘束していた縄が解け、マイクロビキニの体は床に倒れた。マスクの奥に口から泡を吹いているのが見えた。何かが潰れたビキニの膨らみからは精液とは別の汁が染み出し、大男はコレが「二度と使えない」体になったと悟ったのか、部屋の外に引きずり出した。
射精しない体は、大男にとって不要なのだろう。
重りを付けて沼にでも捨てたのか、このマイクロビキニショーツを着けた男を見たのは、これが最後だった。
このままだと、次は俺が射精させられる。それができないときは…。
逃げなければ…。
しかし、男が拉致され、ビキニショーツを着けて拷問を受け、最後は性器を握り潰され捨てられるという極悪な光景は、高校2年の俺には衝撃的で、すぐに逃げる気力を失っていた。