お互い疲れはてて、その日はすぐに眠ってしまった。
悠太が寝ていたが俺にぴったりとくっついて来たので、腕枕をして、悠太を包み込んであげるような形で寝た。
お互い目が覚めたのは14時過ぎ。
悠太が隣にいることで、昨日のことが夢じゃなかった安心感もあったが、それと同時に罪悪感も感じてしまった。
俺『おはよう。体、大丈夫?』
悠太『おはよう。。。ございます。。。はい。大丈夫です。』
俺『昨日?はすまん。。。俺、どうにかしてたわ。。。』
アルバイトの子、しかも男の子と一晩過ごしてしまったことを激しく後悔した。絶対に嫌われる。
しかし、、、
悠太『大地さん。好きです。』
そして俺の頬にキスをする悠太。
頭の中がもうぐちゃぐちゃで、訳がわかんない。
俺『えっ、、、マジなの?嘘でしょ。。。』
悠太『俺、もともと男の人には興味がありました。でもそれはおかしいことだって思ってたし、女の子と付き合ったりセックスしたりすることが普通なんだって。
でも、バイトの面接で会った大地さんに対してはなんか女の子に抱くような好きという感情でした。今だから言えるけど、最初は普通の上司だって思ってたんです。でも、明るくてみんなを元気にしている大地さんを見てると、不思議と元気になれましたし、逆に、他の人と話して楽しそうにしている大地さんを見ているのが、なぜか辛くなっていました。。。』
昨日のファミレスで聞いてた話が嘘なのかと思うくらい、悠太がちゃんと本音で話してくれている気がして、俺はただ頷くことしかできなかった。