これも実話なのですが、ゆうじとの色々な騒動から確か3年後のことです。
体験談の内容は、ゆうじとの体験とほぼ同じですが、細部は微妙に違っています。
H度ならゆうじとの方が上だと思います。
それから、書き出しはHな要素ゼロですので悪しからず。
温泉旅館の件からH度がUPしていきます。
では
俺が、とある食品メーカーに勤めていたときの話です。
取引先のスーパーのバイトに高校2年生の目がキリッとした短髪の活発な性格の健一という名前の子がいました。
弱小高校の同好会レベルの部活でサッカーをやっていて部活後に週3〜4日のシフトで夕方からバイトに来ていたようです。
俺は、そのスーパーの食品担当から何故か商品の発注などを任されていて週3のペースで夕方からスーパーを訪れその作業をするのが日常でした。
そんな俺と健一が初めて会ったのは、スーパーのバックヤードで、俺が在庫確認をしているのを見て社員と間違い健一が話しかけてきた時でした。
その日がバイト初日だった健一は、店内で社員から商品を裏から取って来るように言われバックヤードに来たもののその商品の在り処が判らずに探していたのです。
健一「あのぅ.....すいません。◆◆◆(商品名)って何処に有るか判らないので教えて欲しいんすが.....」
俺「あー、それそれならほらっ!!そこの棚」
と、指を差す
健一「あっ!!、ありがとうございます」
と、頭を掻く仕草で少しはにかんだ様に頭をペコリとさげた。
俺「どういたしまして。
ってか、俺ここの社員じゃないよ(笑)」
健一「えっ!!そうなんすか!?
でも.....あのぅ、此処って関係者以外立ち入り禁止なんすけど」
俺「あっ!!俺ね、俺は........」
と、詳細な事情を説明する。
俺「早く店内に戻らないとっ!!」
と、健一に言うと
健一「あっ!!そうっすよね」
と、慌てて店内に戻って行った。
その日、俺は仕事に手間取ってなんやかんやで結局スーパーを出るのがスーパーの閉店後になってしまった。
2階の事務所で発注処理を終えて階段を降りていると下から仕事を終えた4人の顔なじみの学生が上がってきた。
「あっ、中村さん(仮名です)お疲れでーす」
と話しかけてくるバイト君達の中に健一の姿もある。
「中村さん、こいつ今日から入った新人なんすよ!!」
とバイトの一人が、健一を俺に紹介してきた。
健一「さっきはありがとうございました」
と、俺に頭を下げる。
「えっ!?もう知ってるんすかぁ??」
と、俺に尋ねるバイト君に事情を説明している健一.....
俺「お疲れー、みんな気を付けて帰れよー」
と言って階段を降り俺は会社への帰路についた。
車で戻る途中、健一の笑顔が脳裏から離れず、ゆうじとの関係の様になればなと淡い期待を持っていたのは言うまでもない(笑)