席に着いたらタクトはメガネを外した瞬間俺は目を疑った。
メガネ掛けてるのと外してるのとじゃ雰囲気が全然違った。
お世辞にも世間で言われているイケメンではないけど、俺にとってはドストライクだった。
(かわいい・・・)
不覚にもそう思ってしまった。
俺「いつもメガネ掛けてるの?」
タ「いや、今までパソコン弄ってたんでパソコン用のメガネ掛けてて外すの忘れてたんです!」
俺「メガネない方がいいよ!!」
タ「ホントですか!?じゃ、食いますか!!」
そういった瞬間俺はハッとした。
俺「あ、遅くなると思って軽く飯食ったんだよ。ごめん」
タ「そうなんですね!いいですよ!無理して食べなくて!!」
俺は食べずにタクトと話をしていた。
話をしていると、タクトは他県から異動でココに来たこと。
実は実家が俺の故郷の隣の県だった事。
来たばかりだから友達がいないって少し寂しがってた。
俺「えっ!?男とは経験ないの!?」
タ「はい。実は・・・」
タクトはノンケだった。まぁ、今となってみれば本当にノンケだったのかわからない。
話を聞いてみるとエロサイトを見ていたらサイトにたどりついて友達がいないってのもあってか興味本位でメールを送ってきた。
それにはかなり驚いた!!
俺「俺でよかったん?」
タ「いいですよ!友達欲しかったし、ヤマトさんでよかったです!」
そうこうしているうちにすっかり意気投合!
食べ終わって会計を終えた後も外で閉店までずっと話していた。
タ「ホントまだずっと居たいです!さみしいです!」
ノンケが言うか!?って思う程そんな事を連発したり俺に抱きついてきたりする。
まぁノンケのノリなんだろうな。
でも時間も遅いし、俺は明日休みだけどタクトが仕事だから渋々帰る事にした。
タ「LINE交換しませんか!?」
俺「おう!いいよ!」
そう言って俺たちはLINEを始めた。