部屋に戻ると俺は浴衣を着て、時間を確認する。
部屋の時計は22時前を示していた。
俺は、膨れっ面で遅れて部屋に戻った健一に
俺「ちょっとフロント行ってくるわ
すぐ戻るから健一はそれ(無修正)でも見ときな!!」
と言うと部屋を出た。
フロントに行くと事務所にいる兄貴を呼んでもらい、人目につかない場所で例の物を頼み、用意してもらうとそれを入れた手提げ袋を持ち部屋に戻った。
部屋に戻ると、冷蔵庫から出した缶コーラを飲みながら全裸で突っ立ったまま無修正を見ていた健一が俺の手提げ袋を見つけ
健一「何すか、それ、またエロいのっすか!?(笑)」
と、俺に聞いてくる。
俺「まぁ.....エロくはないけど、関係はあるかもな(笑)」
と、含み笑いをしながら手提げ袋の中身を出した。
それは、旅館の備品で、おねしょ をする可能性のある子供が泊まった時に布団とシーツの間に敷く防水シートのような物だった。
健一「そのビニールのやつどうするんすかぁ??」
と、聞いてくる健一に
俺「それ(ローション)使ってこぼれたらシーツとか汚れるやろ。
それを予防するために使うの!!
さてと、2回目はどこで気持ちよくなんの??
ここでこれ(無修正)見ながらかぁ??
それともベッドでかぁ??」
と、健一に聞く
健一「んー.......」
と、しばらく黙った後
健一「俺、ホンマは中村さんにしてもらえるならどこでもいいし、何も要らないっす!!!!!」
と、何かを吹っ切った様に ハッキリ と聞き取れる声で俺に言った。
俺「そんじゃあ、今度はベッドですっか!?
用意が有っからもうちょっと辛抱な!!」
と、良く言いました と言わんばかりに健一の頭を微笑みながら優しく撫でてやる。
そして、俺は寝室にシートを持って行き、2つあるうちの1つのベッドカバーをめくり、ベッドシーツの上にシートを広げ
俺「オッケー、用意できたぞー!!
けんいちぃー、アレとアレ持ってこっち来な!!
あっ、ついでにコンドームも!!」
と、俺は健一を寝室に呼んだ。
健一「これとこれでいいんすかぁ??
と、これ何に使うんすか??」
と、言いながら健一は(何故か)浴衣を着てブリーフを履き寝室に来て銀色の包みを見せる。
俺「まぁ、それも使えたらと思って念の為になっ(笑)
てか、なんで浴衣着てパンツ履いてんねん(笑)
どーせ、すぐ脱ぐのに(笑)」
と、俺は立ちつくす健一の格好を見て笑う
健一「えっ??ケツやるんすかぁ??まぁ、中村さんならいいっすけど.......」
と、健一はつぶやき、続けざまに
健一「(浴衣着たのは)中村さんに最初っからやって欲しいんすよ.......
これ(ブリーフ)脱がしてもらうとこからっ!!!!!」
と、もう恥じらいという言葉を忘れたかのように健一は先程から自分の気持ちを ハッキリ と口に出し始めている。
くどいが、今日15時頃までは俺に見せる事さえ拒んでいた健一が、ほんの5時間の間で俺にブリーフを脱がして欲しいとまで言い出している。
そんな健一の潔さ、いや、開き直りに俺は圧倒されつつ
俺「明かりはどうする??
暗くした方がええ(いい)か??」
と、健一に聞く
健一「どっちでもいいっすよ!!
でも、明るい方がいいかも!!
中村さんの見やすいし(笑)」
と、健一は俺が恥じらいを感じるような事を平気で言う
俺「じゃあ、ちょっとだけ暗くするな」
と、俺はベッド横の摘みを回して少し照明を落とした。
健一「これ、ここでいいっすかぁ??」
と、健一は筒とローションと銀色をベッドの端に置く。
俺「さてと、始めますか。健一くん。
ほら、そこへ座りな!!」
と、健一をベッドに座るように言うと
健一「違いますよ。中村さん!!
まずわぁ、このままこうっすよ!!!!」
と、健一は立ったまま俺に正面から抱きついてきた!!
そんな健一を、とりあえず(その時の偽りのない俺の感情)俺は受け止め、額がつきそうな距離で健一の両耳を両手で挟むように持ち
俺「さっきから突然どうした健一。
健一ってそんなキャラやったっけ??
今の俺、ショージキ 戸惑ってるんやぞ!!」
と、真顔で健一に言う
続けて
俺「健一、ノンケって言葉知ってるかぁ....??」
と、俺は健一にさぐりを入れてみる。
すると、健一は無言で俺から目を外らし、はぐらかすそうとする.....
俺「こいつっ」
と、俺は健一を挟む手に少し力を入れた。
すると、
健一「中村さんは知ってるんすか、ノンケって??」
と、健一が逆襲してきた!!