4年前の初顔合わせから最初の半年は、隔週ペースで外食するだけでした。しかし、半年が過ぎた頃からはお互いの家を行き来するようになり、僕以外の3人は一泊するようになりました。
ただ残念ながら、僕の場合は定時制高校に通っていたので、夕方には家を出ないとダメでした。[1]にも書きましたが、学校の後は翌朝までのバイトをしていましたので、帰宅または友和さんの家に直行しても会えたのは母と友和さんだけでした。
でも、友和さんもとても心の広い方で、ある時「一緒にお風呂入ろうか?」って気軽に言っていただき、次第に友和さんとの朝風呂が習慣づくようになりました。
確か二度目のお風呂の時だと記憶しているが、友紀さんの事を色々と聞いてみました。そしたら友和さんは「友紀、ずっと一人っ子だったからか、文明くんが本当の弟だったらいいな〜って言ってるんだよ、実は…」って。僕はいい意味で驚きました。で、すぐに「実は、僕も同じことを思ってました。友和さんが父さんで、友紀さんが兄さんだったら…」と。
この生活は昨年末まで続いていましたが、今年に入ってからは僕が一泊可能な日が多くなり、新年早々友紀さんと一緒にお風呂に入る日が実現しました。
ちなみに、出会って丸2年が過ぎた頃から、友和さん友紀さん共に僕の呼び方が変わりました。
文明(ふみあき)を文明(ぶんめい)とも読めることから、「ブンちゃん」って呼ばれるようになりました。きっかけは友紀さんでした。でも、「ブンちゃん」って言われるのは嬉しいです。更にいうと、来年の春には母と友和さんは再婚することが決まり、家族になります。姓はもちろん向こうの姓になります。来年にする理由は、在学中に姓が変わるのはタイミングが悪いだろうと友和さん側の心遣いです。早く家族になりたいです。
話を戻しますが、初風呂が実現したのは友和さんの家にて。1月10日(日曜日)〜11日(成人の日)の一泊二日での事です。友和さんの家に行った10日は午後4時過ぎに着き、友紀さんの部屋でゲームしたり音楽を聴いたり2時間近くつぶしていましたが、途中の5時半頃に友和さんが「夕飯の材料を一緒に買いに行くから、先に風呂に入っても構わないから…。鍵だけは気をつけて、友紀・ブンちゃん。」と。友紀さんは「わかった〜」と返事をし、母と友和さんは買い物に出かけました。そして、ついに「ブンちゃん、入ろっか。」って。もちろん、迷わず「うん。」と。
着替えは持参していたので、それを持って脱衣場へ。そして、僕と友紀さんはほぼ同じタイミングで全裸になり浴室へ…。