Yの言ったことに男の人がOKしたのだ。
「その代わりに生でしてよ。君ら同士だったら大丈夫でしょ?」
と、一つ条件を付けられたのだが。
「りく、僕が入れる方でいい?もう尻が痛くて・・・りく、ごめん。
お願い・・・」
Yに無理なことを要求されたら僕が引き受けるから、と言った手前、
最初に男の人に入れられた時から僕も尻の穴が少し痛かったが、
そうしないとYに悪いと思った。
Yが僕の上に体を持ってきた。自分のちんこを僕の尻の穴に
ごそごそと当てて、ゆっくりと挿入してきた。尻の痛い感じよりも、
まさかYとセックスをすることになったことのほうが痛い。
Yの顔を真面に見れないまま、Yがゆっくりと腰を動かしだした。
男の人がソファに座り、自分のちんこをしごきながら僕らを見ていた。
「ハァハァハァ・・・」
Yが息を乱しながら僕の両足を抱え突く。Yはよく僕相手に
出来るものだと思った。息遣いからすると、興奮気味のように見えるY。
段々と腰の動きも激しくなっていく。そして驚いたのが、
僕の両足を抱えたまま僕に圧し掛かってくると、
「ハァハァ・・・あ・・・あ・・・りく・・・・あ・・・」
そんな言葉が小声で聞こえた。え?と思い、顔をYに向けると、
Yがいきなり僕の首筋に吸い付いてきて、ちゅうちゅうと吸い出した。
Yのちんこの捻じ込み具合が強くなっていき、もっと奥へ、もっと奥へと
入れたいような感じの腰の動きになったかと思った時、
「あぁ・・・あっ!・・・あっ、い、いくっ!」
Yがすごい力で僕を押さえつけた。Yの体が硬直しているのが
分かった。ビクビクビク!と痙攣したような動きをして、
徐々にYの体から力が抜けていった。
Yは僕の体に顔をうずめて暫く動かなかった。Yのちんこが僕の
尻の中でピクピクと動くのがよく分かった。
イベントのチケットを貰うために、普通の友達だったYと一線を越え
てしまい、Yの精液を自分の体の中に受け入れてしまった。
これからYとの接し方をどうすればいいのか、汗ばんだYの背中を
撫でながら思った。でも、Yと抱き合っているこの今の状態がなんだか
胸を締め付ける。している最中のあのYの言葉を思い返すと
更に心臓がドキドキした。
男の人に約束通りにチケットを譲ってもらった。
帰りの道中、Yは何一つ喋らなかった。僕も同じく、何を話していいのか
分からずで無言のまま。最後に
「・・・言ったけど、このことは絶対に二人だけの内緒だよ・・・」
ぼそっと言った僕の言葉に、こくっと頷くだけのYだった。
これからどうしようか・・・