匠に短パンとTシャツを渡す。
「ちょっと大きいけど、新しいからそれで我慢してな。」
「すいません、ありがとうございます。。。」
いそいそと風呂場へ入る匠。
匠が風呂に入ってるうちに、片付けを終わらせて深夜番組を見て待つ。
ガラガラっと、匠が風呂から上がってきた。
「店長−、ぶかぶかです(笑)」
なんて、肩幅とかウエストがゆるゆるの状態。
「まぁ我慢して(笑)」
なんて話ながら、匠のツルツルな足に釘付け。
いかんいかん、と自制しながら続いて俺も風呂に入る。
風呂から上がると大分慣れたのか、テレビを見て笑っている匠。
すでに夜中の2時過ぎ。
「匠、明日学校あるよな?何時に起きる?」
「んー、7時頃ですかねー。」
「いやいや、はよ寝な起きられへんやろ。」
「そぉですねー。じゃぁ店長、寝ましょっか−。」
ここで気付く。
布団は一組しか無いし、ソファーとかも無い。
これは俺のためにもベッドを譲るべきだろう。
「匠、ベッド使いや。俺そこら辺でいいから。あー、でもリセッシュしよ。枕とかヤバいと思うし。ちょっと待ってや。」なんて匠に譲る。
「いやいや、店長。それはダメでしょ。布団ないなら一緒に寝ましょうよ。それに、店長の匂い、良い匂いで嫌いじゃ無いですよ。」
なんて言われて押し切られ。
結局一緒に寝ることに。
「俺の方が朝早いんで、店長奥行ってください。朝店長寝てたら勝手に行きますね−。」
って言いながら、俺を奥に追いやり隣に寝っ転がる匠。
シングルなので、肩が完全にくっつく。
そのうち匠の寝息が聞こえてきて、俺も寝ようと目を閉じて。。。。
と、思ったら、モゾモゾと動く匠。
!!!!
なんか、俺、抱きつかれてるんですけど。匠の手が俺の身体に巻き付いてきた!
しかも、超至近距離。匠の顔が俺の顔に触れそうで、匠の寝息が俺の顔にかかる。
完全に目がさえてしまって寝れない!
結局、明け方まで身動きとれずひたすらに耐えた。
そして、明るくなってきたところで、俺の意識が途切れる。