僕達兄弟は昔から仲が良かった。
僕が物心ついた頃から母子家庭で、兄は僕の面倒をよく見てくれていた。
一緒に遊び、一緒に風呂に入り、一緒に寝る。
いつも一緒なことが普通だった。
僕が小学4年生、兄が中学2年生の時だった。
いつものように一緒に風呂に入ると、兄の性器は勃起していた。
恥ずかしそうな顔をしながら、兄は僕に「お願いがあるんだ」と言った。
何かと僕が尋ねると、兄は自分の性器を扱いてほしいと答えた。
それがイケないことであることは何となく察した。
だが、他ならぬ兄の頼みならと、僕はそれに応えた。
先走りでぬちゅぬちゅと水音をたてながら熱い性器を扱くと、兄は「はぁ」と吐息を漏らす。
その雄を感じさせるようになった兄に、僕は酷く興奮していた。
もっとこの表情が見たい。
「出る...っ」
兄の性器から熱い粘液が溢れ出る。
それを僕は無意識に舐めた。
「ばか、なにしてんの」
兄は僕を止める。
苦くてイガイガとする味だが、なぜか美味しいきがした。
「ありがと、まさる」
兄に頭を撫でられた時。
僕は、兄に惚れたのだと思う。