僕のプランは、
最初に僕とサチが、次に木村にサチを抱かせ、
終わり次第木村には帰ってもらい、僕とサチでまったりと過ごす。
木村には今回を最後の思い出にしてにあきらめてもらうつもりでした。
もちろん、大事な彼女を他人に抱かせるのはすごく嫌でしたが、
ここに至るまでにいろんな葛藤もあり、納得してのことでした。
シティホテルで広めの部屋に入り、
ふたりでビールを飲みながら待っていると、
少し遅れて木村がやってきました。
三人でいると気まずかったのか、サチがシャワーを浴びに行きました。
彼女も自分なりの覚悟が出来ていたのでしょう。
彼女がいなくなると木村が今回のことについての提案をはなしはじめました。
内容は…
それぞれがセックスをして、サチをより気持ちよくさせたほうが彼氏にふさわしい。
どちらが巧いかサチにきき、負けた方は二度と連絡しない。
そんなようなことを立ったまま、お互いに熱く話したと思います。
そのころにはもう喧嘩腰で、みんなで仲良く…という雰囲気ではありません。
木村は女癖の悪い男でしたが、サチのことは本気で愛していたのかもしれません。
僕らはお互いに嫌い合っていたし、転職したらもう会うこともないので、
「負けねぇよ」と挑発的に木村に言うと、やつは僕につかみかかってきたので、
こちらも応戦し、すこしもみ合いになりましたが、
サチがこちらにくる気配を感じ、離れました。
木村がシャワーをあびに消えたようなので、
バスタオルを身につけただけの彼女を抱き、激しいキスをしました。
しばらくすると、腰にバスタオルを巻いた木村がでてきたので、
すれ違うように僕がバスルームへいきました。
木村は僕とサチがしていたことを察したのでしょう。
バスタオルを巻いた僕が部屋にもどると、
木村のバスタオルにはテントが張り、彼女の唇が濡れているのがわかります。
あきらかにキスをしていたのでしょう。
僕に気付くと、木村は立ち上がり僕の前に立ちました。
そして、さっき男同士で話した内容をサチに説明し、納得させました。
お互いに後には引けなくなったわけです。
負ければサチを失うのです。
「なにしてもいいんだよな?」との木村の問いかけに、
僕はうんと答えました。
そして、どちらとも公平に恋人同士のようなセックスをするようにサチに伝えました。
どちらが先にやるのかという木村に、僕はある提案をしました。