続き
その日から更に圭は俺になつき、学校でも気にせず、スキンシップをとってくるようになった。
俺と話している時は、無意識に俺の太ももを触ってくるし、廊下を歩いていると必ず後ろから抱きついてきたりしたが、犬に懐かれたくらいの感覚でいたので平気だったし、仲良くなれたようでちょっと嬉しかった。
そんなある日の放課後、俺は外周を走っている野球部を教室の窓から見ながら、部活に出るかサボるかで迷っていると、後ろから勢いよく誰か教室に入って来る音がした。
「祐ちゃーん、またサッカー部サボってんの〜笑」
勢いよく走ってくる足音で教室に入る前から圭だとわかっていた。野球部の外周が終わり、忘れ物を取りにきたようだった。
「まあな笑」と答えると、「じゃあ、俺の練習見に来て笑」と圭は言った。
オレは「帰る!」と一言いうと、圭は残念そうに「じゃあ、途中まで一緒に行こ!」と言った。
俺はすぐに帰り支度を整えると、圭と一緒に教室を出た。教室から玄関は近かったが、野球部の練習するグラウンドに出るには別の出口があったので少し遠回りしながら行くことにした。
談笑しながら向かっている途中、俺はどうしてもトイレに行きたくなった。
二人で連れションしに行くことになり、小便器で用を足していると、早めに終えた圭がまた俺にちょっかいを出てきた。