俺は35歳で小さな会社を経営している。月の3分の1は接待で飲むことが多い。地方なので愛車のBMWで飲みに行っては代行タクシーで自宅マンションに帰るのがお決まりのパターンだ。愛車を知らない誰かに運転させるのは嫌なためいつも決まった代行タクシー業者を決めていた。60代の夫婦でやっている代行タクシー業者で酔いが深くても寝入っても自宅マンションまで送ってくれる。そんなある日、いつものように接待後、指定の代行タクシーに電話したら「旦那さんが入院したので暫く代行タクシーを休む」とのこと。
仕方なく愛車を停めている駐車場近くで新たな代行タクシーを探した。40代から60代の男性コンビが客引きをしているのが目立つ。そんな中タンクトップに短パンの体育会系の20代のイケメン男の姿があり「代行どうですか?」と聴いてきた。値段もいつもと変わらず即OKし愛車へ。そのタンクトップのイケメンが「お客様の車、左ハンドルなんですね」って少し戸惑った顔でエンジンをかけた。「ぶつけたら新車買ってもらうから」って言う会話をしながら道を案内していざ自宅マンションへ向かった。「めっちゃ汗書いてない?顔から汗出てるよ」というと「いや、左ハンドルは緊張しますよ!でも絶対事故らないので安心して下さい」ってイケメンが答えた。それから緊張を隠すためか「この車高いんでしょ!何されてる方ですか?」とかやたら俺のことを聞いてきた。今度は俺が「昼間何してるの?年は?」とか質問返しをした。どうやら、24歳のフリーターで昼間はジムのイントラクターや複数のバイトをしてお金を貯めてるとのこと。よく見ると筋肉が程よくついた腕、小さな顔がイケメン度を輝かせていた。「そんな、お金ほしいならにいちゃんイケメンだからホストでもしたら」って言ったら「僕、アルコール駄目なんで」って話しでそうこうしてる間に自宅マンションに無事に着いた。お金を払うと名刺を渡され「またご利用お待ちしております。是非この車運転させて下さい」と言って帰って言った。
それから数日後、接待の後、彼に電話したら
「この前のBMWの方てますね。御指名ありがとうございます。この前と同じ駐車場ですね。すぐ向かいます」と嬉しそうな声が携帯から聞こえてきた。10分も待たない内に彼の代行車はきた。「本当に御指名ありがとうございます。嬉しいです」と笑う顔がめっちゃ可愛いかった。「そんな嬉しいの?」と尋ねたら「嬉しいですよ!僕達は歩合制だから代行運転してなんぼなんで!沢山の代行タクシーいるから…それと」「それと…何?わかった。この車運転したかったか」「それもありますけどお客様と会いたかったです」とイケメンは答えた。「流石客商売だね、うまいこと言って」と返すと「そんなことないですよ、前回の時、緊張して顔から汗流してたら
「大丈夫?ってハンカチ貸してくれたじゃないですか、これ返したかったので…何か大人の男の人でかっこいいなって思って」とイケメンは言った。酔っていたのではっきり覚えてないなと思いながら自宅マンションに到着した。自宅について彼から渡された袋の中にはアイロンがかけられたハンカチと手紙が入っていた」手紙には、ハンカチありがとうございました。一応洗濯してアイロンかけました。ww,僕は多分今月で代行タクシーを辞めますので良かったらLINE交換したいです。名刺の携帯は代行タクシー会社のものなので…。代行でも何でも仕事下さい。大人の男として魅力的だったので…気持ち悪く思わないで下さいね^_^LINE待ってますと書いてあった。
次から発展していきます。