喫茶店に到着。
「へぇ、こんな所あるんだ!初めてきた」
喫茶店には個室がありそこへ。
個室からは緑が見えて気分転換には最高だ。
「さあ、続きを初めて」
「ひと段落したらオムライス食べようか」と俺は言ってノートパソコンを取り出した。
「仕事?」
「そう、今日早めに切り上げたから明日の会議の資料チェックを…何で?勉強集中」
「いや、ゆうすけさんて仕事できるって感じですね」
「できるって感じか?あ、ありがとう。できる感じからできるように頑張りますね」と返すと
「いや、できるんだろうなと…」と永久。
それから互いに90分くらい集中して作業した。
「永久、そろそろオムライス頼むか?」
「はい」
「いまどこら辺?」
「凄いな、結構進んだね」
褒められて嬉しそうな顔した永久。
「このオムライスマジうまいです。」
「でしょ」と自慢毛に俺。
車でホテルへ。
「ゆうすけさん、何かかっこいいですね、
大人だし、仕事も出来るし、教え方やモチベーション上げるのが上手っていうか…俺こんな勉強したことないし」
「褒めてくれてありがとう、素直に嬉しいよ!」
「今度は俺の永久の印象言うね。見た目は間違いなくイケメンだから中身について。まず、集中力はあるし、計画したことを成し遂げる力も持ってる。きっとサッカーを真剣にやってきたから自然と鍛えられたんだよ。
それは永久の強み。いくら計画や思考しても行動に移さないと意味がない。それを永久はちゃんとやってる。俺はあくまで支えてるだけ。やるかやらないかは永久次第。それで結果は決まる。あ、難しい話になっちゃたな、ごめん」
無言でうなづく永久。
「さてと、少し休んで始めるか」
「気持ちだれるからすぐはじめます」と永久。
「じゃ、やりますか。わからなかった所は?どれどれ?」
「よし、今日はここまでにするか?これで合宿は終了。お疲れ様でした。」
「はあ、疲れたけど、本当勉強嫌いだけど
何か充実感がある感じがして気持ちいい」
「そっか。いい感じだね、この調子でいけば
きっと上手くいくよ。永久、明日から俺いないけどこの計画通りに学習して覚えていってな。あと、わからない所は抜かして翌日、学校の先生に聞けよ。わかった?」
「ゆうすけさんに聞いたら駄目なの?」
「俺明日の夜から出張でしばらく帰ってこないから、勉強みることは出来ない。だからわからない所はそのままにせず必ず先生に聞けよ。卒業かかってるんだから。」
1週間後、永久からLINEが。
画像が添付されている。
国語、62点、数学48点、社会68点、理科55点、英語45点、
つまり赤点なし。
ゆうすけさん、ありがとう
テスト上手くいったよ
よく頑張ったな
さすがゆうすけ
おめでとう
「今夜、逢えますか?お祝いにあの喫茶店に
連れてってください」
「了解」