高校2年の時の話。
クラスマッチという呼び名の行事が全国区のものなのかは知らないけど、その日は1日授業はなくて朝からサッカー・バスケ・バレー・卓球の試合をクラス対抗で行うイベントだった。
運動部でもなく体育も義務感でしか受けてなかった自分としては全然楽しいイベントではないけど、まぁおもしろおかしい特別な1日ではあったかな。
俺は男子唯一の吹奏楽部員で女の子には多少モテたけど、派手なタイプではないから友達も多くはなかった。
唯一いつも一緒に過ごす友達はまぁせいぜい6.7人ってとこで何をするにも一緒でクラスマッチもほぼ一緒に過ごしてた。
俺が出場したバスケは早々に負けたので1日ほぼ応援観戦ではっきり言って暇。
ある時後輩の女の子とばったり会って隠れて卓球して遊んでたんだが、友達とばっちりハグれてしまった。
うちの高校そこそこ広くて校庭まで結構歩かないといけないしめんどくさかったので、普段は入っちゃいけない事になってる体育館の2階にあがってボーッとバスケとバレーの試合を眺めてた。
この日は試合観戦のためと言う名目で解放されてたんだ。
手すりの柵?から足を出してぷらぷらさせながら1人寂しくボーッとしてると突然後ろから声をかけられた。