琥太郎「...ごめん」
僕「別に怒ってないって」
琥太郎「怒ってなくても、さっきああいう風に言ってごめん。」
僕「わかったから、とりあえず一旦離れない?」
琥太郎「...嫌いになってない?」
僕(ちょっとかわいすぎるわ..それは..)
僕「なってないよ、だから一旦離れて?周りに見られたら変な人だと思われるよ」
冷静さをかろうじて留めて、なんとか落ち着いて話をできるように一呼吸を置いてゆっくり話し始める
僕「僕もごめん。わざと困らすような事ばっか言って。僕が一方的に不機嫌になっちゃっただけだし、嫌いにもなってないよ。変な空気にしてごめんね」
琥太郎「そっか..僕もごめん。煽るような事言っちゃって。今度から気をつける。」
僕「いや、いいよ。気を使われるような感じで話すのも辛いし、今まで通りでいいよ」
琥太郎「うん。わかった。」
僕「じゃあ..帰ろっ?これでこの話は終わり!おかんに言ってケータイ買ってもらえるようにするよ!」
琥太郎「そっか。応援してる!」
少しぎこちない感じでちょっとした喧嘩を終わらせて帰路についた。
少しだけ他愛もない話をして琥太郎とは別れて各自家に向かっていった。
あぁ、なんであんな困らせること言っちゃったんだろ。明日から普通に接して話せるかなぁ..っていうか可愛すぎる。俺おかしくなったんかな...
そう思いながら家に帰って、さっそくおかんにケータイの件の話してみた。
だけど、【よそはヨソ。うちはウチ】の一点張りで全然買ってもらえる気配がない
しつこく言った結果ある条件がおかんから出されました。
母「まず、この前の中間テストあれなに?そんなんじゃ高校も行けないよ?そんな子にケータイなんか買ってあげられません。」
僕「じゃあケータイ買ってからちゃんと勉強するから〜お願い〜」
母「じゃあ今度の期末テストで5教科の合計点数450点以上。尚且つ常に合計点数最低でも350点を維持する事。これが守れるなら買ってあげるよ」
僕「言ったな!?絶対だよ!?」
母「ま。この前のテスト見る限り無理だと思うけどね〜。まずは450点取る事。話は以上。」
僕「絶対とるから。見とけよ〜」
この事をすぐに家の電話で琥太郎に伝える為に電話しました。
琥太郎「まじで〜!?よかったじゃん!今回のテスト期間は遊ばず勉強だね!」
僕「でも450点以上だよ〜?..僕にとっちゃ血の滲むような試練だよ」
琥太郎「中間テストは何点だったの?」
僕「...70点かな..」
琥太郎「平均点そんなにあるの?少し勉強したらすぐじゃん!」
僕「...いや合計点数が..」
琥太郎「....え?」
僕「勉強教えて( ^ω^ )」
琥太郎「えぇ〜...」
期末テストまで残り1週間。