次の朝、目を覚ますとカズさんの姿はありませんでした。
休日だから出かけたのかなと思っているとスマホに着信がありました。
どうやら土日休みは家に帰らないといけない用事が出来てしまったそうです。
隣の隣の県なので帰ろうと思えば帰れる距離です。
俺は朝から身体が熱く、熱っぽかったのでもう少し布団で寝ることにしました。
なんか、ムラムラする。。
そう思った時には俺はカズさんの布団の中に潜り込んでいました。
微かに残るカズさんの匂い。。
イケナイ事と知りつつも背徳感がたまりませんでした。
不意に足元を見ると口が閉じられたビニール袋が置いてあることが分かりました。
開けてみるとどうやら昨日使ったカズさんの作業着と下着類でした。
ムワッとする匂い。。
男の匂いで興奮するなんて絶対ダメだって…
と思いつつも、下着を探して匂いを嗅いでしまいました。
イケメンの匂いはどうしてこんなに甘い匂いがするんだろうと思ってしばらく考えに耽っていると、電話がなりました。
どうやら、カズさんからでした。
「もしもし?部屋に作業着忘れてしまったんだけど、悪いけど月曜まで洗って置いて貰えるか?忘れちまって。。」
俺は、今見つけたようなフリをして「あ、あー、ありますね!分かりました。」と答えた後適当に話をして電話を切りました。
俺は我に返り、見られていないか周りを見渡した後普通に自分の布団で2度寝しました。
土日は特に何もありませんでした。