早めの16時頃帰宅。
ドアを開けると真っ先に、伸太郎の香りがした。
柔軟剤のいい香り!
いないのにこんなにも伸太郎の匂いがするなんて。
洗濯が畳んであって、机に手紙があった。
『颯斗さんお帰り。
怪我はまだ痛い?耐えられな時は俺を思い出して!着替えのパンツと白Tシャツ借りてきまあす!今度洗って返しまぁす!何かあったらいつでも頼ってね!
伸太郎』
何気に文字を見るのは初めてかもしれない。
学生みたいな字、元気出る字、愛おしい字!
字から想いが伝わる。
幸せだ僕!
少し仮眠してもう20時かぁとぼうっとしてたら、
ピンポーンとインターホンが鳴って、
モニターを見るとめちゃくちゃ笑って右手を振る翼がいた。
オートロックを開けてまち、
部屋のインターホンが鳴ってドアを開けると、
「ひっさしぶりー颯斗さん!お邪魔していいすか!」と左手に袋いっぱいの荷物を持ってきた。
僕「翼、わざわざきてくれたの!ありがと、マジ嬉しいよ!こんなヨボヨボのおっさんを心配してくれて!」
翼「元気そうっすね!よかった!どうやって切ったんすか?」
僕「肉のさ脂身切り落としてて、滑んのなあれ!スタッフに呼ばれたもんでよそ見しちゃった時に、脂身から刃がすべって左人差し指の第二関節あたりをグサって…」
翼「いい、いい、もういい、いて〜
そんな話やだやだ!」
僕「お前が聞いたんだからね!」
翼「あははは!てか、颯斗さんさ、口調が兄ちゃんに似てきてる!!お前とか…まぁいいんだけど。」
僕「ほっといて!でどうして、今日は?」
翼「差し入れです!お菓子とか、飲み物とかは俺チョイスで、冷えピタが兄ちゃんチョイス!
何で冷えピタ?熱でもあるの?
まあ、兄ちゃんが行ってこいって言うし、
俺も来たかったから、昨日は予約あったりで、
今日になっちゃったけど。」
僕「昨日、施術したんだ?一丁前じゃんか!」
翼「奏真先輩ですよ!」
「颯斗さんのとこに来たかったのは、聞いてほしい事あったんすよ。」
僕「奏真先輩関連?」
翼「そうっす。昨日施術しながら話聞いて、
スーパー銭湯のバイトで、去年大学生4年の先輩2人に嫌がらせされたって。水風呂に落とされたり、着替え隠されたり。他にも…
盗撮されてたみたいで!」
僕「盗撮って何?」
翼「サウナで風をタオルで仰ぐ内容があって、
その度に汗かくから、終わるとシャワー入ってまた、やってって1日に10回位シャワー入るらしいんだけど、めんどくさくてノーパンで仕事やってたんだって。ある時、こいつ毎回ノーパンで仕事してもっこりアピールしてる変態だぜ!って女性スタッフの前でいじられたって…」「次は、休憩中に1度だけ事務所でシコったことあったらしんだけど、その時も誰もいなかったし鍵かけてたのに、お前さーって指摘されて。何で知ってんの?って聞いたら、動画見せられて、Twitterに載せようかって脅されたって。」
「それで、酷く病んで怯えちゃったみたいでさ。」
翼「俺どうしたらいいかな?」
僕「今は快方に向かって克服しつつあるわけだから、それで話してくれたんだと思うし、翼は元気に明るく施術してあげればいいんだよ。」
翼「俺、先輩がかわいそうで。」
「昨日はさ、そんな話になったせいか、俺のやり方が悪かったせいか、勃起までいけたのに、最後射精できずに終わっちゃったしさ…」
僕「翼のやり方は悪くないと思うけど、
思い出してストレスになっちゃたのかな。」
翼「だから、精一杯したよ、フェラして、
乳首とかもいじったんだけどダメだった。」
僕「タイミングとか調子もあるから一喜一憂せず、来週は奏真君の希望や気持ちいポイントを話したり聞きながら進めてみたら。」
翼「そうだね、確かに!こっちの一方的じゃなくてね。やってみるよ!」
僕「話はそれだけ?」
翼「相談はそんなところ。」
「颯斗さんシャワー入ったの?」
僕「いや、まだだけど。」
翼「その包帯ぐるぐるじゃ、大変じゃない?
手伝うよ俺。」
僕「えっ!!…いいの?」
翼「兄ちゃんにも言われたから!俺はご飯とか作れないけどそんくらいなら出来るし!
シャワーは今日からいいんでしょ?」
僕「うんシャワーは今日からいいって!
じゃあお願いしようかな!」
翼「じゃあ行きましょう!」
僕「わるいな!すまん。、じゃあ左手にサランラップ巻いてくんない!濡れないように。
翼「そっかなるほどね、わかった任せて。」
翼がサランラップを優しく丁寧に巻いてくれた。
脱衣所で、翼が自分から先に脱ぎ出したから「何やってんの?入んの?」
翼「入るよそりゃ!濡れちゃうじゃん俺。」
僕「そうだ…ね! 笑」
先に全裸になった翼に、
ワイシャツのボタンを外してもらい、
シャツをそうっと脱がしてもらった。
自分でやるって言いながらベルトを外すのに手こずってたら、結局スーツのズボンも翼が脱がせてくれた。パンツは自分でできた。
僕は半勃ちを隠すように身体の向き合い方を工夫したのに、翼には意味がなかった。
「颯斗さん、勃つのはやいて!」
「…汗」
僕は左手をずっと頭より上に上げながら、
翼に任せ切った。
頭を流して、シャンプーとコンディショナーを丁寧にやってくれた。
洗顔は自分の右手でやった。
翼「次は身体だね!」
両手で泡立てたボディソープを首から肩、腕、胸
お腹と順番に洗ってくれた。
翼「颯斗さん後ろ向いて。」
背中を上からお尻に向かって洗い、そのまま足、ふくらはぎ、足首と洗ってくれる。
最後に取っといたかのように、
ケツ穴からたま、竿、亀頭と股下から手を伸ばして手のひらから腕全体を密着させるように洗ってくれた。
全身が泡に包まれてもう終わりかなと思った時、
お尻の股下からあったかい物が入り込んできた。
それは手じゃなくて、翼のちんこってすぐに気づいた。
右手を後ろから前にまわし、僕の左乳首をつまみながら、身体を抱き寄せられた。
ちんこは股下を貫通して、下を見ると僕の玉下を抜けて、翼の亀頭が見えた。
僕は右手で飛び出してきた亀頭を掴むと、
後ろの首元から「ンアッ」と小さい喘ぎ声が聞こえた。シャワーを止めてたから、静かな浴室に響き渡る。
翼はそのまま腰を振る。僕は足を強く締めた。
翼「颯斗さん気持ちいいよ俺。」
正面に向かい合い、兜合わせにして僕が2本をシゴクと翼が悶える。すごい感度が増してる気ぐした。僕は翼の足を踏んで動かないようにして、
亀頭をグリングリンと揉み込む。
僕の肩に顔を押し付け、感じている。
僕「溜まってるんだね。」
翼「はい。」
僕「いいよ、いきな。」
と言うと喘ぎ声が高なる。
翼特有の感じてる時に足の親指を、立たせる動作が足裏に伝わる。
翼「颯斗さん…行きま、す!あっいく!あ!ンァ!」
垂直に飛んだ精子が僕の腹やちんこにかかった。
翼「颯斗さんもいって!」
と言いながら、自分の精子を僕のちんこに揉み込み、口で右乳首を舐めてくれた。
今度は逆に足を踏まれて動けなくなる。
僕「気持ちいいよ、行きそう!ンアいく!
いくいく…」
翼の手に沢山かかった。
翼「めっちゃ興奮しました。風呂では初めてです俺。」と、ニヤニヤ笑いながら身体を流してくれた。
タオルで髪も、身体も拭いてくれて、
ドライヤーまでかけてくれた。
翼「あっ、やべ!俺、着替えのパンツ忘れたー!風呂入った後履いてたやつ履きたくない派なんすよー。」
僕「いいよ、貸すよ!」
なんで兄弟2人とパンツシェアしてるんだ…
僕「好きなやついいよ!」
翼「あっこれ、兄ちゃんこの前履いてた!じゃあ俺もこれ借ります!」
僕「おっけー!」
翼「じゃあ俺そろそろ帰ります!颯斗さん今日は俺に貸しができましたね!俺が困った時は助けてくださいね!」と珍しく甘えるように言って、帰り支度をしている。
僕「翼、LINE交換しようよ!」
翼「確かに!いいすよ!」
LINEを交換して、見送った。
「ありがとね、気をつけて!」
部屋が静かになった。
あれ、あいつ自分のパンツ忘れてってる。
わすれっぽい…
でも愛くるしいやつ!