メーカーでサラリーマンをしているコウヘイです。これは俺が学生時代の話。
初めて書くのでエロく(抜ける話)できないかもだけど、書いてみます。
当時、俺は174/59/20で都内の大学生。Free!っていうアニメの主人公七瀬遙を3次元にしたみたいな顔、と言われてました。実際、水泳もやってたので体系もあんな感じで、スタイルがいいって今でも言われます。後輩は真剣佑をもっと白人側に寄せたような顔つきで、当時は174/59/19でした。映画系のサークルに入ってきたとき、女子がざわつくほどの美少年で、ただ、ちょっとナヨっとした仕草を瞬間的に魅せることもあるので、男子からは「あいつオカマ?」みたいにいわれることもありました。本人も白人顔であることは自覚していて、実際は埼玉出身の純粋日本人なのに「俺、フランス系アメリカ人とのハーフなんですよ」っていうのを持ちネタにしてました。なので、後輩のことは、マッケンと呼ぶことにします。
自分は地方出身者なので、大学に入ってちょっとなじめずにいて、精神的にかなり参っていたとき、地元の先輩に慰められて立ち直ったんだけど、その先輩を好きになってしまい、あ、俺ってゲイなんだな、と初めてわかりました。その先輩との話は別の機会にするとして、マッケンとあったのはちょうど精神的に立ち直った時期、周りともうまく行き始めたときでした。
地元の先輩は、今から考えると男を落とすのが得意で、「そういうの好きだな」みたいな曖昧な好意をさりげなく会話に混ぜてくる人でした。俺はその人の影響が強すぎて、こんなふうにすると人と打ち解けやすくなるんだな、と勘違いしてしまい、会話の中に「好き」を入れる回数が多くなっていたと思います。(この先輩みたいに策略ではないので、男女とも、自然な会話として差し込んでいたハズ)
マッケンと最初に初めてまともに話したのは、時給が高めのアルバイト(性的でないほうのホストや、ちょっと危ない系とか)にはまっていて、サークル活動はつまんないので遠ざかってました。ところが、サークルで1年と2年が対立しているというので、コウヘイさん、ちょっと知恵貸してくださいと、マッケンのほうから声をかけてきました。
大学の図書館でどうすればサークルを立て直せるか考えて、閉館時間になったので外に出たとき、マッケンは「じゃ、今日話しあったことを実行するには、先輩はいったん悪者になってください。俺、先輩を守るんで、その後の話の流れは、何となくさっき話した感じで」といったんです。マッケンはかなり頭の回転が速くて、話し合ったことを作戦に落とし込んでしまったみたいなのです。「え、俺が悪役かよ!? まあいいけど」というと、「頼りにしてますよ、先輩」っといって必殺の大きな輝く瞳の笑顔で俺の心を殺しに来たんです。で、ついうっかり、「そういうところ好きだなー」って冗談ぽく言いました。これ、伏線です。