Kは俺を起こさないように音を立てずゆっくりとしたストロークで奥までくわえてはカリの所まで吸い上げるように舐めていた。
あまりの気持ちよさに声が出そうになったが、何とか我慢できるくらいの刺激の快感が続いた。初めての快楽にイかせて欲しいと腰を動かしたい欲求に駆られるが、起きてるとバレないよう息を押し殺してKのフェラに身を委ねていた。
少しずつ我慢できなくなってきて、イキそうな感覚が高まってきた時、反動で俺は腰を引いてしまった。するとKは一瞬で布団に戻り寝たフリをしたのだ。
俺はフェラの快感が残り脈打ちイキたいと真上を向く俺の下半身を猛烈に自覚しながら、どうしようも出来ないもどかしさに寝たフリを続けていた。もしかしたら寝たフリをしてれば、Kがまた俺のを触ってくれるかもしれないと…その時、俺は完全のKのテクに堕ちていたのだと…そう自覚するのはもう少しあとの話。
眠気は吹き飛び、Kに責められたいと内心ドキドキして、Kが動く音が聞こえる度に俺の下半身が反応してしまうほど快楽に溺れてしまったのだ。男だろうが何だろうがイかせて欲しい…俺の頭を支配しているのは、その欲求だけである。
体感時間5分が経った頃だろうか、Kが再び近づいて来る気配を感じた。おそらく窓から差し込む外の光から、萎えていない俺の下半身のシルエットをKは視認できるだろう。5分も経ったのに、寝ているなら萎えているのが普通で起きているのがバレるんじゃないかと思ったけど、Kは俺のモノを再びくわえ始めた。先程よりも早く、そして舌を絡ませて。
あまりの気持ちよさに自然と呼吸が早くなるのがわかる。するとKは唾液を先っぽに集め、亀頭を手で包むようにこねくり回したのだ。
その突き抜けるような快感に、まさに電気が走ったような気持ちよさに、俺は思わず身体をくねらせて、
「んあぁーー!!!」
と声を漏らしてしまった。
「優斗、起きてるの?」
薄明かりの中、Kが俺の顔を見ているのがわかる。俺は、こくりと頷き、Kを見つめていた
「ごめん…怖かった?気持ち悪いよな…」と
俺はどう答えていいか分からなかった。ただ沈黙はKを、さ傷つけるんじゃないかと思って
「驚いたけど、気持ち悪いとかそんなんはない。めっちゃヤバい…気持ちいさよすぎ」
とハニカミながら答えた。Kは不安な顔から、八重歯を見せてハニカミ
「嬉しい」
犬のような笑うと細くなる目を向けたあと、
「続きしていい?」
と聞いてきた。俺はこくりと頷いた。