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さよならの向こう側には…【涙の受験編、中編】1〜5
 長編編集部φ(..)  - 07/6/27(水) 21:31 -
光「う〜っ、寒いなぁ」
授業が終わり今日もヒカルと一緒に帰る。
ヒカルと日焼けしたのがいつの事だったか、知らぬ間に全く反対の季節になってしまっている。考えてみれば、つきあい出してからそれほどの長い時期を過ぎたという事でもある。
光「寒くて学校に来るのがイヤになるよな」
俺「寒くなかったらちゃんと来るって事?」
光「ふんっ、相変わらずの減らず口だな」
思わず笑ってしまう。
俺「こんな事くらいじゃ堪えないでしょ」
光「まぁな」
最近ヒカルは妙に機嫌が良い。というのも試験の成績が良かったからだ。

実は試験前にヒカルと賭けをしていた。『クラスの成績順位で真ん中以上』が条件だ。成績が良かった場合には欲しい物をプレゼントする事になっていた。
夏休みの補習の事もあったので、今回は少しでも勉強意欲が湧くようにというつもりで始まった事ではあったが、勉強していた様子がなかったので半ば諦めてるのかと思い、試験が終わるまで賭けをした事をすっかり忘れていた。

発表のあった日のこと、ヒカルは俺のところに来るなりずっとニヤニヤしていた。
俺「何ニヤけてるの?気持ち悪いよ」
それでもまだ笑いながら、ポケットからプリントを出して俺に差し出した。
光「見てみろよ」
開いてみると試験の成績が書かれたプリントだ。
中をみると『41人中21番』
俺「すごいじゃん!頑張ったね〜」
光「おぅ!ところでなんか忘れてないか?」
俺「なんだっけ?んと、おめでとうのチュ?」
光「まぁそれも後でしてもらうけど、なんか約束しただろ?」
ようやく俺も賭けをしていた事を思い出した。
俺「あ〜あれね。もちろん覚えてるよ。たしか俺が校内を逆立ちして歩くんだったよね?」
わざとごまかす。
光「違うだろ!殴るぜ?」
俺「冗談だよ、覚えてるさ。でもよく見て?21番ならちょうど真ん中だよね。条件は真ん中じゃダメって事じゃない?」
光「なんだよそれ。以上なんだから真ん中でもいいばすだろ!」
もちろんこれも冗談だ。22番でも23番でも構わない、ここまでヒカルが頑張ったのなら認めてあげても良い。
俺「まぁ頑張ったから仕方ないか。じゃ賭けは俺の負けだね」
というわけでこれからプレゼントを買いにいく事になったわけだ。


光「サイフが欲しいな。もう古くなったし」
サイフとはちょっと意外な感じがした。
ヒカルは何をするのにも前もって決めている事が多いので、買い物でも待たされる事はほとんどないので助かる。
今日もサイフ売り場に真っ直ぐ向かうとしばらく品定めをしていたが、欲しい物の前で立ち止まった。
光「これがいいな」
その一言でヒカルが指した物を見た。
俺『それブランド物じゃん…。高校生が持つにはちょっと贅沢過ぎないかぁ…?それに買う方も高校生なのに…』
ヒカルの顔をチラッと見る。
俺「その顔は真面目に欲しいって顔だよね?」
光「もちろん!」
俺「それで俺の顔はどんな風に見える?」
俺の顔を見返し、少し様子を窺っている。
光「天使に見えるよ。ちょっと青ざめてる様だけど」
俺『分かってるんじゃん!まぁ賭けに負けたわけだし仕方ないところか…』
物をじっと見ながら少し考えた。
俺「クリスマスのプレゼントをまだ決めていないんだけど…。一緒にって事でもいいかな?」
光「全然いいよ!」
満面の笑みを浮かべてVサインを出し、それで決定した。
帰りにアクセサリーショップの前を通りかかり入ってみる事になった。お互いにキラキラする物を身につけるのは好きではなかったが、しばらく試着してみたりしてから店を出た。
俺はバスに乗って帰ることになり、始発駅まで一緒に向かう。
俺「クリスマスはどうするの?」
光「ジン達とカラオケ行く約束したよな?それが終わったらどっか行こうぜ?」
俺「ウチに来てもいいよ?ヒカルならフリーパスだしね」
光「たまにはラブホとか行ってみねぇ?」
俺は今まで行った事がなかったので、ちょっとドキっとした。
俺「入れるところあるの?男同士だしさ…」
光「大丈夫だと思うけど、いいトコがあるか調べて見るよ」
ヒカルは平然としている。女の子と付き合った事があるって聞いていたし、ホテルに行った事も当然あるのかもしれない。
駅に着くとバスが到着していたので乗り込むことにした。
光「ありがとな。大事に使うから」
それに応えバスの中から手を振りそこで別れた。

出発してしばらくするとカズヤからメールが入った。
和『先に帰ったみたいだから模試の解答を渡す事が出来なかったよ。明日土曜日だろ?コウも来るから俺ン家に来ない?』
「俺ン家」という言葉を見て、ついカズヤの家での事を思い出してしまう。今回はコウがいるから大丈夫かなとも思うが…。
俺『何時に行けばいい?』
和『昼過ぎでいいだろ?』
俺『了解』
とりあえずコウに確認してみたら間違いなく行くって事だったので少し安心した。


俺「出かけてくるよ」
昼飯を早めに済ませ、カズヤの家に行く事を親に告げて家を出た。
カズヤの家までは30分あれば着く。
バスに乗ってからすぐにカズヤにメールした。
俺『今出たから』
すぐに返事が帰って来る。
和『迎えに行けないけどウチまで来れる?』
俺『大丈夫だよ』
とりあえずカズヤへの連絡は済んだ。
あとはヒカルだ。きちんと説明しておかないといけないのでメールを送る。
俺『今日カズヤの家で勉強会だから今から出かけるよ』
しばらくするとメールが届く。
光『分かったよ』
俺『終わったらメールするから』
光『OK』
報告をしておけば問題ない。
ぴったり30分でバス停に着いた。バスを降り歩いて家に向かうが、一度来ているので迷わずに辿り着けた。
俺「こんにちわ」
誰の返事もない。もう一度だけ言ってみたが同じだったので、勝手に上がり込みカズヤの部屋まで行った。
一応ノックをしてドアを開ける。
俺「こんちわ」
和「あ、悪いな気づかなかったよ」
中に入るとカズヤだけではなくもう一人いた。おそらく1年生だ。
和「コイツラクビー部の後輩。顔くらいは知ってる?」
俺「うん、知ってるよ」
名前はわからないが学校で見た事はある。
和「名前は剛(ツヨシ)」
剛「よろしくっす。先輩の事はよく知ってますよ」
いかにもラクビーをしていそうな外観で、話し方は爽やかな感じだ。
俺「なんで知ってるの?」
剛「先輩達は有名人っすから」
俺「どう有名なの?」
剛「んー、割合目立ちます」
達って事は誰の事だろう。ワル仲間かクラスメイトか…。
俺「ヒカルやジンの事かな」
剛「あーそうです」
はっきりと頷いた。やっぱりそうだ。
俺「どんな風に目立つのかな?」
立って話していたが、空いているカズヤの横に座る事にした。
剛「みんなかっこいいですし、女子にも人気があるんですよ」
そう言われてツヨシに笑顔を返しながらカズヤを見ると、ちょっと不機嫌そうな顔をしていた。
カズヤがツヨシに言う。
和「ダメダメ、外観で騙されちゃ。こんな悪い奴らいないんだぜ。1年にそう広めとけよ」
俺「カズヤ!」
そう言ってツヨシに向き直り話した。
俺「いい奴だったって広めといてくれよ」
剛「わかりました。まかせてください」
ツヨシは明るく笑って答えた。
俺「いい後輩だね〜。先輩に似なくてよかったな」
和「ツヨシ、おまえクビな」
まだムっとしている。もちろん本気ではないだろうが、カズヤのこんな表情もたまには悪くないものだ。
剛「え?すいませんキャプテン」
そう聞いて思い出した。
俺「カズヤ、ラクビーのキャプテンになったらしいね」
和「まぁね」
ブスっとして答えた。


和「それでコイツが副キャプテンなんだ」
ツヨシも頷いた。
俺「なるほどね。で、今日はミーティング?」
和「そんなところだよ」
俺「俺早く来すぎたかな?邪魔だった?」
和「いや、話は終わってるよ」
剛「俺そろそろ帰りますから」
気を使ってか、カズヤの言葉につられる様にツヨシは立ち上がった。
俺「もっとゆっくりしていけよ」
剛「いいえ、帰ります」
そう言って出て行こうとしたが急に振り返った。
剛「あのー、すいません、握手して下さい。女子に自慢できますから」
そう言って俺の前に右手を差し出してきた。
俺「アハハ、よろしくな」
出された手を握り返す。
剛「はい!正直もっと怖い人かと思ってました」
俺「そんな事ないから。カズヤに苛められたらいつでも来いよ」
和「なに言ってやがる。おまえらいつまで手を握りあってるつもり?ツヨシ、早く帰れ!」
剛「あっ、それじゃ失礼します」
俺達に頭を下げてツヨシは急いで出ていった。
俺「1年は初々しくていいね」
和「なんだかな」
そう言って立ち上がるとカズヤは部屋から一旦出ていき、ドリンクを手にしてすぐに戻ってきた。
俺「ところでコウはまだ来ないね」
和「急に家で用事があるからってメールが来て、来るのは5時くらいになるらしいよ」
俺「そっか」
俺『まだ3時間も先じゃん。それまでカズヤと何をしてればいいのさ』
心の中でそう考えていた。
和「来るまで待ってればいいさ。少し遅くなっても大丈夫だろ?」
俺「まぁね」
ドリンクを飲みながら何をしていようかなとキョロキョロ探す。
和「なんかDVDでも見ようぜ」
そう言って洋楽のDVDを取り出しプレーヤーにセットした。プロモビデオが部屋に流れ始める。
和「それにしてもツヨシと仲良く手を繋いでたよな。俺もいいだろ?」
そう言いながら俺の隣りに座ってきた。
俺「あれは握手でしょ?」
いきなりこの調子だ。
カズヤは座ると自分から強引に手を握ってきた。仕方ないからしばらくそのままでいる事にする。
カズヤの部屋にはコタツがありポカポカと暖かい。
ボーッとDVDを見ていると暖かさから眠くなってしまい、ついついカズヤに寄りかかってしまっていた。
和「眠いなら少し寝てれば?」
そんな言葉に即される様に、目を開きたくても開けない感覚が広がり、少しずつカズヤに凭れ込んでいった。最後にはコタツにうずくまる様にしてカズヤの太股を枕代わりにしていた。


俺「足痛くない?」
頭を乗せたカズヤの太股を心配する。
柔らかい厚めのスウェットを履いているが、カズヤの足自体は固くて逞しい筋肉の塊だ。
和「全然平気だよ」
そう言って俺の頭を撫でたりしている。
和「髪長いんだな。ショートの方が似合うのに」
俺『ヒカルの趣味だよ』
その発言はカズヤには禁句だ。
俺「ショートが似合うかな?」
和「多分な」
俺「カズヤは今の髪型がぴったりだよね。爽やかでスポーツマンらしいよ」
カズヤのラクビーをしてる姿を想像してみた。
和「またスポーツバカとか言うんだろ」
俺「それはコウの発言だよ」
和「そうだったかな。アイツ口悪いから」
2人で薄笑いしたが、また少し沈黙になった。
ふいにカズヤが俺の服の襟元についてるファスナーを降ろしてきた。
そこから手を入れてきて素肌に触れる。
俺「手が冷たいよ」
そんな言葉を無視する様に乳首を探しだし弄び始めた。
最近、カズヤが望むならこの辺までは許してもいいかなと思い始めていたところだ。それだけでもカズヤが満足するならそれで良いかなと思っていた。だからイヤらしい事をしているとは考えなかったし、あまりドキドキもしなかった。
和「コリコリしてきたな」
身体は感じている様だが特に答えず黙っていると、カズヤが耳元で囁くように話してきた。
和「シュウ、キスしたい」
俺はカズヤの顔を見上げてしばらく無言でいたが、ゆっくりと言葉を選ぶように返した。
俺「ヒカルがいる事は分かってるよね?そんな気持ちでやってもカズヤも嬉しくないでしょ?」
少し様子を見ながら間をおき再び話す。
俺「俺ホントにカズヤの事を大事にしたいからさぁ、今みたいに触る事まではいいと思うけど、今はそれ以上はしない方がいいかなって…」
和「わかるよ。俺も今は理解してる。そう思った上でキスしたかったんだ」
カズヤの様子をしばらく窺うが、今日は真面目に考えているように見えた。
俺『…仕方ないか』
俺「じゃする?」
起き上がってカズヤと向かい合った。
リズミカルな音楽の中ゆっくりと近づき唇を重ねた。
舌は唇表面を舐める位で中には入ってこない。お互いの唇を摘む様にしばらく吸い合っていた。
その時、いきなり部屋のドアが勢いよく開いた。

引用なし

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