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さよならの向こう側には…【涙の受験編、中編】25〜28
 長編編集部φ(..)  - 07/6/28(木) 17:05 -
和「一緒に飯食べに行かないか?」
帰ろうとするユタカをカズヤが呼び止めた。
豊「俺は家近いし帰って食べるから。2人でゆっくり行ってこいよ。シュウはまだ帰らないだろ?」
俺「そうだね。食べたら帰るよ」
なんとなく話の流れで嘘をついてしまった。まさかユタカに泊まりだと答えるわけにはいかないからだ。カズヤの様子を窺ったが、嘘だと分かっているのか特に言葉を返して来ない。
和「じゃ一緒に出ようぜ」
というわけで3人で外に出る事になった。
出てみるとかなり寒いが雪はまだ降っていない。予想より早く降り出すと思っていたが天気予報も今のところは当たりって事か。
豊「じゃな」
ユタカは反対側に向かって自転車で帰っていった。
すぐ近くのファミレスに入る事にする。とりあえずオーダーをした後にカズヤが話し出した。
和「今日は泊まっていけるんだろ?」
俺「一応親には言ってきたけど、雪が積もったりしたら明日帰れなくなっちゃうかなぁ」
和「明日の午前中までみたいだし大丈夫だろ。なんならもう1日泊まる?」
そう言って笑った。カズヤの笑顔なんて久しぶりに見た様な気がする。
俺「カズヤの両親は帰ってこないの?」
和「さっきメールみたら、こっちが雪ならあと一晩帰らないかもってさ。呑気でいいよな」
俺「カズヤは1人で寂しくないの?」
和「別に1人でいる事なんて慣れっこさ」
話の内容とは裏腹に若干寂しげな顔をした。最近の部活の事を思い出させてしまったのかもしれない。
失敗したかなとも思ったが、ここで黙ってしまうと考えさせてしまうので、すぐに切り替えした。
俺「顔は寂しいって言ってるようだけど?」
和「そんな事ないさ」
ちょっと不機嫌そうな顔になる。
俺「そんな顔しなくてもいいじゃん?せっかく今日は泊まりに来たんだし、宿題も終わったし、明日は休みだし、今日はオールで語り合う?」
和「ハハッ、語り合うのか。そうだな」
明るく笑ったところでちょうど注文した食べ物が届いたので2人で食べ始めた。
会話も途切れたので、しばらくカズヤの食べっぷりを観察する。
行儀が悪いっていうわけではないが、男っぽく黙々と食べる様子はいかにもスポーツマンらしさに溢れていてカズヤの外観にマッチしている。
俺が3分の2も食べないうちに、さっさと食べ終わってしまっていた。
和「食べんの遅いよ」
俺「カズヤが早いんだよ。餌を食べてるんじゃないんだから」
和「うるさいね」
ちょっと眉を吊り上げるような顔をしたが、空になった俺のグラスも一緒に掴んでドリンクバーに向かっていった。
背中を見ながら笑ってしまう。
寂しそうな顔や笑った顔をしてみたり、わざと怒った態度を見せながらも相手の気遣いも忘れていない。そういった繊細な心を持っている事に仲良くなるまであまり気づかなかった。
そしてカズヤの奥深さを知れば知るほど引き込まれていってしまう自分がいる。いろんなカズヤを発見する度に少しずつもっと奥の知らないところへと進んでみたくなってしまうのだ。
和「何ボーっとした顔してんの?」
ハっと我に返る。考え事をしててカズヤが戻ってくるのにも気がつかなかった様だ。
和「一晩語り明かすんじゃなかったのかな?それとも一晩かけないと食べきらない?」
俺「うるさいねぇ」
慌てて残りを掻き込んだ。
30分ほど会話をしていたところで外に目をやると、通り過ぎる車のライトに照らされ雪が舞い落ちるのが見えた。
俺「降ってきたみたいだね」
和「じゃ濡れないうちに帰ろうか」
そう行って2人で立ち上がり店を出た。
外に出ると意外に強く降っているのが分かる。
俺「なんか積もりそうだね」
和「走って帰ろうぜ」
そう言って俺を置いていきなり走り出した。俺も慌てて後を追う。
元々スポーツマンのヒカルに俺が敵うわけがない。みるみるうちに離されていってしまう。
俺『俺だって元陸上部なのに。真面目にやっていれば良かったよ』
この時の為に鍛えておくっていうのも変な話だが、つくづくそうすれば良かったと思ってしまう。
ようやくカズヤの家の玄関に飛び込んだ。
和「食べるのも遅ければ走るのも遅いねぇ」
俺の身体についた雪を払い落とすのを手伝いながらそう言った。
俺「フライングしたくせに」
和「距離と降る量が一定なら、早く走っても遅くても濡れ方は同じって事は知ってるだろ?でもそれって理論的なだけだよな。気分的には全然違う」
その通りだと思う。どう見ても俺の方が濡れているような気がする。全くカズヤには何一つ敵わないわけだ。
先に家に入ったカズヤがタオルを持って来てくれた。
俺「結構強く降ってきてたね。明日が心配だよ」
和「なんか陸の孤島みたくて良くない?このままずっと2人だけで一緒ってのもな」
俺はそれには答えずに髪を拭いていた。カズヤがどんな顔をして言ったのか怖くて視線すら合わせないでいた。


和「寒かっただろ?とりあえず風呂に入る?家を出る時に沸かしといたから」
確かに寒いしそれが一番だ。
和「一緒に入るか?」
俺「なんかカズヤと一緒ってのは恥ずかしいよ」
できるだけ嫌味やエッチさを感じさせない様に言った。
和「いまさら恥ずかしがる仲じゃないのに。じゃ先に入れよ」
俺が先に入り、それからすぐにカズヤと入れ替わる。
さっきまでの手足の先の冷たさがなくなり、まさに生き返った感じがした。
1人になったのでヒカルにメールを入れてみる。ヒカルも暇だったのかすぐに返事が返ってきた。内容としては世間話だったものの、今どこにいるのかなど特に聞かれなかったので答える必要もなく終わった。ただ嘘をついているような気持ちは拭いきれない。
メールが済んだ後にカズヤが戻ってきたので、ヒカルの事を考える気持ちもそれきりになってしまった。
和「気持ちいいよな」
俺「ホントだね。俺風呂が大好きなんだよね」
和「そうなんだ。じゃ一緒に温泉でも行こうか」
前にヒカルともそんな話があったはずだ。
俺『いっそ3人で行くか』
考えてみたところで今はそんな事の想像すらできないが、実際には3人で行ってみたいという気持ちが本心からある。
俺「行きたいよね。でも高校生が温泉はないでしょ」
和「そうかな。はしゃいでいるだけが高校生じゃないだろ?」
俺「そうだけどさ。温泉だなんてカズヤはそんなに疲れてるの?」
和「そういうわけじゃないけどさ。ただ風呂好きって言えば温泉に行き着くだろ」
俺「そりゃそうかもね。でもなんだかカズヤ最近疲れてるみたいだし、そういう気持ちが発言に出るんじゃないの?」
和「うーん、そうかなぁ」
少し考えてまた寂しいような顔を見せる。
俺「なんかイヤな事があるなら話を聞くよ?布団の中が話し易いならそっちに行こうか?」
そう言ってベッドを指さしカズヤの行動を促す。
カズヤは黙って頷きベッドに入っていった。
和「こっちに寝ろよ」
そう言って布団を捲り俺を導いた。
風呂上がりなので布団の中に入るとまだ若干暑さを感じる。
特にカズヤの身体からは熱気が伝わる。
カズヤは無言で俺の手を握りしめてきた。


俺「カズヤさぁ、部活の事でなんか悩んでる?」
しばらく手を握って黙っていたが、ストレートに聞いてみた。ちょっとカズヤの手に力が入った様に感じられた。
俺「1人で考えていても辛くなるだけだから少し話してみれば?」
カズヤが身体を起こし俺の方を振り向いた。
和「じゃ話すけどさぁ…」
そう言って話し始めた内容は、ほぼコウから聞いた通りだった。ただ同じ2年の一部の部員からの不満が、同学年という事もあり、お互い引くに引けないものになっているらしい。
和「…誰もついて来なくなったらと思うとさぁ…」
いつものカズヤと違い、弱味を見せている。
俺「1年生はどう思ってるの?」
和「この間の副キャプテンが纏め上げてるから大丈夫だと思うけどな」
俺「なら一度みんなで話してみたら?それでカズヤが折れる形になっても誰もカズヤが悪いなんて思わないはずだよ」
和「そうかなぁ」
俺「今のままで進展しないなら自分から一歩引いてみてもいいんじゃない?」
それはきっとカズヤ自身のプライドの問題でもあるのかもしれない。
カズヤは俺の胸に頭を乗せ、それ以上なにも言わなかった。
俺もカズヤのまだ乾ききっていない髪をゆっくりと撫でていた。
しばらくして、カズヤは頭を上げ再度俺を見下ろす体勢で言った。
和「俺にキャプテンができると思うか?」
それが最終的な悩みなのだろうか。気のせいかカズヤの目が潤んでいる様に見える。よっぽど悔しいのかもしれない。
俺「もちろん。カズヤしかいないでしょ」
そう言ってカズヤの頬を抓った。
俺「頑張るしかないじゃん。負けないでね」
カズヤは眉間に皺を寄せ、今にも泣き出すんじゃないかと思う様な顔をしていた。いつもの男らしいキリッとした顔とはまるで違う。
そしてゆっくりと俺の顔に近づいてきて、唇と唇を重ね合わせた。
カズヤの舌が俺の唇の表面を舐め動いていき、さらに閉じていた唇を押し開くようにして中に進入してきた。
カズヤの顔に触れた俺の頬には水分の感触が広がる。カズヤの涙だろうか。
俺はいつしか背中に手を廻して、カズヤの身体を引き寄せていた。


和「いいのか?」
キスをした後に唇を離し、唐突にカズヤが聞いてきた。
かなり長いキスだったので、すでにカズヤの顔からは寂しそうな表情は消えてしまっている。それよりもかなり緊張した顔つきに見える。
俺は何も言えずにいたが、断らないという事でカズヤも理解した様だ。
俺『今日はカズヤの好きな様にすればいい…。でもヒカルを騙してしまうだけだよ…。今から起こる事はカズヤに責任はない。俺が悪いんだ。でも今日だけは…』
今まで制御していたカズヤとの関係だったが、今日だけは身を任せるしかなかった。
カズヤは一旦起きあがり、スウェットとTシャツを脱ぎ捨て上半身裸になる。
和「おまえは着ていろよ。俺が脱がすから」
そう言って俺の上に覆い被さる。
以前から気づいていたが、こういう状況になるとカズヤは俺の事を「おまえ」と呼んでくる。強さの表れなのか。
俺は下からカズヤの上半身に手を当ててみた。
鎖骨から厚い胸板にゆっくりと指を這わせていく。
カズヤはその様子を黙って見ていた。
逞しく鍛えられた身体は、着替えなどで見ていた時よりも、今の方がずっと筋肉質に感じられた。
カズヤの乳首を摘んでみる。ちょっと大きめの乳輪から、デカめの乳房が突き出ていて、すぐにコリコリとした手応えになった。
しばらくして、俺の手を払いのける様に両方の手首を掴み左右に固定して、上からじっと俺を見つめた。
和「マジにいいんだな」
再度の確認だ。
俺「ダメって言えば止める?」
初めて話しかけてみたが、カズヤはそれには全く答えず、俺が着ていた物を捲り上げ胸を露わにした。
まるで腫れ物にでも触るように、優しくゆっくりと指先で乳首に触れてくる。ほとんど感じないような力でだ。
しばらくして上着をさらに上げ、首を抜いた。全部脱がせるのかと思ったが、肘までで止められ、両腕を上げたまま固定されてしまう。
今度は露出した脇に触れてきた。
和「おまえにも生えてるんだな。あまり想像できないけど」
そう言って脇毛を弄ぶ。まるで初めて見る物を珍しがる子供の様だ。
俺『確かエッチは初めてのはずだ』
それを表す様にカズヤは探りながら進めている様な感じがした。

引用なし

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