俺は高校1年、香山将 スポーツは野球を小っちぇ頃からやってるから 結構、できる方。 その点、勉強はからっきしまぁいわゆるスポーツ少年みたいな感じ。 だけど最近、野球やっても他のどんなスポーツやっても全然燃えてこねぇ。 もともと、熱血って感じでもなかったし、 クールでもなかった。 常に普通を保っていた。 だけど、心が燃えねぇ事にはしょうがない…… ダチは高校に入れば、 それはそれで変わる。 別に新たな何かに 出会えれば良いんじゃねぇの? ってな感じで。 まぁまぁ期待していた 高校ライフ。 入学式から2ヵ月がたった 全く、変わんねぇ。 まぁまぁ喋れる奴もできたそれなりにグループも できてきた。 俺のハートはブルーなまま別に期待してたわけでもないし……いや、してた。 正直、結構。 でも、これが現実だったんだ。 まぁ俺は、凹んじゃいねぇよ。全然だよ。 と、高校ライフに諦めかけた時、アイツを見たんだ。
そう、その時は見ただけだった。廊下をブラブラしていただけだった。だけど、アイツを見たとき俺のブラブラが止まった。そして、他に動いてきたものがあった。心だ。久しぶりに俺のハートが燃え始めたんだ。そん時は、ただぼうぜんと立ち尽くしていたので、見失ってしまった。 それから3日がたったが、まったく頭から離れない。印象が濃かったのか? ただ顔立ちはキレイだったし、体格も、身長は平均くらいだが、すごく細かった普通に見れば、少女とも 見れるソイツを そう見させない、何かがあった。 こういう時は
高校に入ってから一番の 友達将に聞いてみるのが一番いい。 俺はこの前会った(見た)場所に行った。
すると、アイツがいた。
また、俺の心がうずいてきた。そして自然をよそおい隆生に聞いた。 俺「おい、隆生お前アイツ知ってるか?」 小さく指をさす俺、 隆「あいつ〜?あぁあれか上村かぁ」 俺「下の名前は!?」 隆「和都、上・村・和・都だよ」 上村和都、そいつが おれの心を燃えさせる奴 だった。