「俺の名前は月野優菜【ゆうな】女の子みたいで可愛いでしょう〜♪」
先輩のにこっと笑う優しい笑顔にどきっとしてしまったオレ。
そんなこんなで今日は終わった。
次の日、オレは部活の先輩に話をしてみた。
「先輩〜!月野先輩とはどんな人なんですか?」
「おう?急だな。月野はたしか〜あぁ・・・」
「?どうかしましたか・・・?」
「あいつな、なんかやばいらしいよ。同級でも他校でも男襲うんだよ。」
「ちょっ!えっ・・・?マジッスかそれ?」
「なんか噂ながれてんなー、良くわかんない奴だし。」
先輩。月野優菜の好感度がぐんと下がったこの瞬間。
あの人がそんな人だとはおもはなかった。
オレからみたら優しそうで、笑顔の可愛い人。それが先輩だった。
昼になってオレはたまらず弁当をもって屋上につながる階段を駆け上がった。
バンッと大きく響いて扉を開けた。
「ぜぇ・・ぜぇ・・・」
呼吸を整えるおれ。驚いた顔で紙パックのジュースを飲むのをやめた先輩。
「どうしたの要君。」
「せんっっぱい!!聞きたいことがあるんですよ・・・先輩っておっっ・・・
男とやるようなひとなんですか!!!!」
「・・・・・そうだよ」
「・・・・!!!」
「おいで要君。今日は天気がすこぶるいいから。」
先輩の笑顔につられ先輩の横に来た俺。
「ねぇ、要君のこと呼び捨てでもいいかな?」
「あっはい。どうぞ」
「じゃぁ要。俺の事好き?」
「・・・・!!!!・・・・」