ヨシちゃん、この間は楽しみましたか?高校を卒業してから5年経ちましたが、月日が経って回顧してみるのも良いものですよ。試してみて下さいね。U2さん、最初はみんないろんな事がぎこちなかったですよね〜。段々と経験を積んで応用力がついてくる笑。孝太さん、カズヤも芯の強さがあったり内面的な弱さが見えたりして人間味がありましたよ。孝太さんの過去はどうだったのかな?
ひとしきり答えを考えていた。嘘をつくのも嫌だし、本当の事を話してカズヤがどう判断するのかも不安が残った。なんとなく心の中でカズヤの人生を左右してしまうんじゃないかと思ったからだ。
俺「どういう意味で聞きたいのかな?」
和「深い意味はないけど、卒業してからどうしていくのかなって思ってさ。同じ道をいくわけでもないだろうしさ」
そう言われもう一度だけ考えてみたが、やっぱり嘘をつくわけにはいかない。
俺「ヒカルには卒業までのつきあいだって言われてるよ」
和「はぁ?卒業したら終わり?」
俺「うん」
和「終わりってつきあいをって事か?友達づきあいもか?」
俺「分からない」
和「なんでそうなったんだよ」
俺「分からない」
和「分からないじゃ分からないだろ」
その言葉遣いに俺は少し苦笑したが、カズヤ真面目に怒り気味な態度だ。
俺「まだ説明してもらってないからね。先に結論だけ聞かされてるだけだよ」
和「アイツ何考えてるんだよ」
俺「多分何か考えてるんだろね。今は待つしかないよ」
和「そんな事なんてあるか?最初からいつまでなんて決められてるのって」
俺「そうかもね。でもカズヤはどう?」
和「どうって?」
俺「俺もヒカルにかなり怒った事があったんだけどさ、最近はなんとなく理解できる様な気がしないでもないかなぁってね。俺達だってそれぞれの進路があるでしょ?卒業すればなかなか会えないし、生活も変わっていろんなつきあいが出来てくるじゃん?その状況でいつまで持つかなってね。自分では『絶対に裏切らない』って思っていても、実際はどうなのかなって…」
和「…」
俺「よく分かんないけどヒカルの考えてるのはそんなところかなって勝手に思い始めてるよ。カズヤは確かエッチ自体俺としたのが初めてだったよね?今後は女の子ともつきあっていった方がいいと思うし…。その辺はどうかなと思って」
和「どうって言われてもな。その時になってみないと分からないよ」
乳首に手を置いているもののそこにカズヤの意識はない様だった。